分厚い選手層が光った東山「安心してベンチに下がれる」
東山 #5 瀬川 琉久
本日9月9日に開幕した「U18日清食品トップリーグ2023」。男子のオープニングゲームとなったのが、中部大学第一(愛知)と東山(京都)の試合です。インターハイ準優勝の東山に対して、主力に下級生も多い中部大学第一がどこまで対抗できるか注目の一戦となりました。
今大会には初出場となった東山。昨年はインターハイもウインターカップも出られず、選手たちは戦いの機会に飢えていました。#4佐藤友選手は「去年は何も経験できなかったのですが、今年、少しは遅れを取り戻せているのかなと思います」と感慨深げに語ります。
東山はこの「U18日清食品トップリーグ2023」に、毎週テーマを決めて臨もうとしています。第1週のテーマは“ディフェンス”で、この約1週間は徹底してディフェンスを練習してきたそうですが、迎えたこの中部大学第一戦でその成果を遺憾なく発揮しました。第1クォーターを終えて17-10と主導権を握り、10点差で入った後半も引き締まったディフェンスを見せてリードを拡大。最終スコアは84-57と、失点を50点台に抑えることに成功しました。
この試合では、ベンチメンバーも積極的に起用しました。数字を見ても、控えから出場した7人の選手が得点を挙げ、ベンチメンバーだけで合計35得点を挙げています。控えメンバーには昨年から経験を積んできた3年生も多く、層の厚さは今年の強みの一つ。2年生エースの#5瀬川琉久も「控えメンバーもスタメンと比べてあまり落ちない力を持っていると思います。交代するときも安心してベンチに下がれます」と語るように、仲間に厚い信頼を置いています。
ここから始まる「U18日清食品トップリーグ2023」は、約2か月にわたる長丁場の戦い。プレータイムをシェアできる層の厚さは、今後に向けた好材料でしょう。大澤徹也コーチも「いろいろな選手が使えるので、今大会はベンチメンバーの経験の場にもなると思います。試合に出ている選手たちが危機感を持つような、下からの追い上げもチーム力アップのためにすごく大事です」と語っていました。リーグ戦を戦い抜いて頂点に立つためにも、総力戦で戦っていく構えです。
「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非配信にてご観戦ください。
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