「自分が変わらなければと思った」
千葉経済大学附属 #7 牧野 琉依
千葉経済大学附属(千葉県)は、昨年度の「U18日清食品 関東ブロックリーグ」に出場して全勝優勝を果たしたチーム。「U18日清食品トップリーグ」には今年が初めての出場となり、開幕週、いきなり今年度インターハイ優勝の京都精華学園(京都府)に挑みました。
出だしから要所で#5坂口彩花選手がドライブを決めるなど、大きくは離されずに食らい付いた千葉経済大学附属。しかし京都精華学園の#15ディマロ ジェシカ選手を止められず、48得点、23リバウンドを献上してしまったこともあり、最終的には87-114で敗れました。池端直樹コーチは「留学生の高さへの対応が自分たちの課題でしたが、角(#4角陽菜多選手)のファウルトラブルもあって、ペイントエリアを閉めようとしても思うように守ることができませんでした。すごくいい勉強になったと思います」と振り返ります。
ただ、敗北の中に光明も見えた試合でした。特にオフェンス面では、87得点というハイスコアをマーク。Wエースの角選手が30得点、#5坂口選手が28得点を挙げただけでなく、2年生の#7牧野琉依選手も高いシュート力や走力を生かして22得点を挙げました。
この牧野選手は、インターハイ前に池端コーチがチームのキーマンとして名前を挙げていた選手です。まだ2年生ですが、全国ミニバス、全国中学校大会、Jr.ウインターカップと出場経験があり、キャリアは十分。角選手、坂口選手に次ぐ第3のスコアラーとして、活躍が期待されてきました。
牧野選手自身、2年生になって主軸で試合に出られるようになったものの、「最初は弱気になってしまい、先輩たちに頼り切りでした」と振り返ります。それでも、夏の県予選の頃から意識を改革。「スタッツを見てもいつも3年生2人の負担が大きくて、『チームが強くなるためには自分が変わらなければ』と思いました。自分は点を取ることが仕事ですが、たとえシュートが入らなくても、ディフェンスや走ることでチームに貢献しようと考えました」と、泥臭いプレーに注力して徐々に自信を付けてきたそうです。
インターハイでもベスト8進出に貢献した牧野選手は、この「U18日清食品トップリーグ2023」でもチーム浮沈のカギを握る存在となりそうです。いよいよ始まったリーグ戦に向け、「たとえ試合に勝てなくても、強い相手に1本でもいいシュートを決めたり、ディフェンスで1本でも相手を止めたり、そういう1プレー1プレーにこだわって成長していきたいです」と意気込みを語ってくれました。
「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非配信にてご観戦ください。
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