2023.09.21

「U18日清食品トップリーグ2023」第3週は注目の8ゲームを東京で開催

U18日清食品リーグ2023 大会レポート

U18日清食品トップリーグ2023

プレビュー

日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰リーグ「U18日清食品トップリーグ2023」が、男女ともに開催中です。男女各８チームの強豪が、約2か月にわたって総当たり戦を繰り広げる今大会。第３週となる9月23日（土）、9月24日（日）は、アリーナ立川立飛（東京都）を舞台に、男女各４試合が行われます。今年から有観客となった今大会は、この第３週もチケットの事前申込み（無料）を受付中です。（各日予定枚数に達した場合は受付終了）

男子は見逃せない福岡対決や夏の再戦が実現

第３週の初日となる9月23日（土）、見逃せない一戦となるのが福岡第一と福岡大学附属大濠による福岡県対決です。長年、ライバルとしてしのぎを削ってきた両チーム。今年も地区大会や県大会、交歓大会などで何度となく対戦しており、互いに手の内を知り尽くしています。１枠の出場権を懸けたインターハイ予選では福岡第一が100-89で勝利しましたが、福岡大学附属大濠もリベンジに燃えており、勝負の行方は全く予想できません。

FIBA U16アジア選手権大会2023に出場するため、福岡大学附属大濠は２年生エースの＃14髙田将吾選手と１年生の＃11村上敬之丞選手、福岡第一は１年生の＃８ランドリガン平良選手が不在。また、福岡第一は＃17崎濱秀斗が前の第２週を欠場しており、ケガの具体次第ではこの第３週も欠場となる可能性があります。髙田選手や崎濱選手はそれぞれのチームの得点源となる選手であり、その穴をどのように埋めていくかも見どころです。ディフェンス力の高い福岡第一のガード陣に対して、シュート力のある福岡大学附属大濠の２年生ガード＃13湧川裕斗選手がどれだけ点を取れるかもポイントとなりそうです。

福岡第一は翌日の９月24日（日）、仙台大学附属明成（宮城県）と対戦します。インターハイの準々決勝でも両チームは対戦し、そのときは福岡第一が仙台大学附属明成の粘りを第３クォーターで突き放して90-63で勝利を挙げました。雪辱を誓う仙台大学附属明成は、チャレンジャーとして全力で向かってくるはず。チームを引っ張る３年生の＃８ウィリアムスショーン莉音選手や＃７佐藤晴選手は、今大会第１週の福岡大学附属大濠戦、思うように力を出し切れずに悔しさを味わいました。その分、今回の対戦では渾身のプレーを見せるはずです。福岡第一はこの２日間、いずれも強敵からの挑戦を受けることになりますが、「U18日清食品トップリーグ」の連覇を勝ち取るためにも負けられない２連戦となります。先週の第２週では双子の＃33宮本聡選手＆＃35耀選手といった下級生の活躍も光り、選手層の厚いチームの中で誰が出番を勝ち取るのかにも注目が集まります。

女子は名門対決や東海対決などハイレベルな戦いに期待

女子も男子同様に、２日間で全４試合が行われます。初日の９月23日（土）に行われる注目カードが、桜花学園（愛知県）vs.札幌山の手（北海道）の一戦です。両チームともに、これまでさまざまな名選手たちを輩出してきた名門校。今年のインターハイでは桜花学園が準優勝、札幌山の手が３位という好成績を残しており、今回の一戦もハイレベルな戦いが期待できそうです。

初出場の札幌山の手は第１週で大阪薫英女学院（大阪府）に、第２週で聖和学園（宮城県）に敗れており、何とかこのリーグ初勝利を挙げたいところ。＃７谷口憂花選手や＃４巻朋花選手ら、誰もが打てる高確率の３Ｐシュートを武器に、挑戦者として戦いに臨みます。インサイドの高さでは桜花学園に分がありますが、＃５栗林瞳選手や＃８大山瑚南菜がどこまで守り切れるかも勝敗を左右しそうです。

９月24日（日）、第３週を締めくくる最終試合は桜花学園vs.岐阜女子（岐阜県）の東海対決です。過去に何度も全国大会の決勝で顔を合わせてきた強豪同士。今年の東海大会では対戦しませんでしたが、さかのぼって２月の東海新人大会決勝では桜花学園が９点差で岐阜女子を下しています。岐阜女子はインターハイで２回戦敗退だったものの、後に優勝する京都精華学園（京都府）相手に延長戦を演じた実力校。桜花学園は＃４田中こころ選手、岐阜女子は＃４絈野夏海選手という爆発力のあるエーススコアラーを擁し、両チームのディフェンスがどう対応していくのかも気になるところ。互いを意識するライバル同士、ハイレベルな熱戦は必至です。