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U18日清食品リーグ

3ポイントシュートからリムプロテクトまでこなす大澤一輝「もっともっと磨いて頑張りたい」
報徳学園(兵庫県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023
レポート

「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」が9月2日に開幕し、報徳学園(兵庫県)は大会初日に光泉カトリック(滋賀県)と、翌3日に奈良育英(奈良県)と対戦しました。
インターハイでベスト8に進出した報徳学園は、ブロックリーグでもその実力を遺憾なく発揮します。相手にズレを作らせない統率の取れたチームディフェンスで主導権を握ると、オフェンスでもドライブやキックアウトからの3ポイントシュート、オフェンスリバウンドなど様々な方法で得点を重ねていきます。その結果、光泉カトリック戦では77-50、奈良育英戦では93-48と大差で連勝しました。

「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」は今年が初開催。田中敬ヘッドコーチは「いつもと違う起用方法をしたり、いつもより思い切ってプレータイムを作ってあげたりと、リーグ戦なのでチームの幅を広げるためのチャレンジができます」とその意義を語ります。
『チャレンジの場』であることは選手にとっても同じで、センターの大澤一輝選手は「自分の持ち味は3ポイントシュートですが、それ以外にも1対1でドライブに行くことを今回は意識していました。3ポイントシュートだけだと止められるので、今は新しい武器としてドライブも行けるように練習をしています」と語ります。
大澤選手は190cmの長身を生かしてリバウンドを取ったり、リムプロテクターとしてチームを支えながらも、積極的に放つ3ポイントシュートやダイナミックなドライブで存在感を発揮。ボールをつけばサイズを感じさせない機敏な動きを見せる一方で、ゴール下ではサイズを生かしたプレーでインパクトを放ちました。

U18日清食品 近畿ブロックリーグレポート画像 田中コーチも「手が長いのでショットブロッカーとして最後のゴールキーパーというポジションです。アウトサイドシュートが打てて、細身ですがゴール下でも器用にフックシュートが打てるので、チームの大黒柱の一人として、3年生として頑張ってくれています」と大澤選手を称えます。
大澤選手は今こそ190cmと長身ですが、中学の時は175cm、高校入学時も183cmだったとのこと。本人も「ここまで伸びるとは思っていなかった」と笑顔で話しつつ、「ポジションはずっとセンターでしたが、小さかったのであんまり試合に出られなかったんです。でも、中学、高校を経て今があります」と力強く語ります。

そんな大澤選手が目標としているのが、NBAプレーヤーであり、日本代表の大黒柱でもある渡邊雄太選手です。「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」が開幕した9月2日は、日本代表がFIBAワールドカップ2023でアジア1位を決め、48年ぶりに自力でのオリンピック出場権を獲得した日でした。
日本代表の試合を見て、大澤選手も大きな刺激を受けています。「渡邊選手は外のシュートもドライブからのステップインとかもあるし、自分も同じ左利きなので真似したいです。渡邊選手のように、3ポイントシュートも打てて、ドライブも行ったり、強くアタックできる選手になりたいです」

U18日清食品 近畿ブロックリーグレポート画像 日本代表が与える影響はプレー面だけではありません。この大会ではチームメートが3ポイントシュートを決めれば、ベンチでは比江島慎選手がワールドカップで見せたセレブレーションポーズをみんなで真似して盛り上げました。大澤選手も仲間のプレーをあのポーズで称え、「代表選手がやっていたことをやれるのが楽しくて、自分たちもやっちゃいました」と、うれしそうな笑顔を弾けさせました。

近畿ブロックリーグはまだ2試合を終えたばかりです。大澤選手は大会を通じて成長したい部分をこう語ります。「僕は留学生とマッチアップしますが、いつも当たり負けしてしまったりするので、この大会を通じて当たり負けしないように頑張りたいです。インターハイの準々決勝で日本航空(山梨県)のペルミ(オルワペルミ・ジェラマイア)選手とやった時は、パワーが全然ちゃうくて止められる気がしませんでした。なので、この大会では留学生が出てきた時の1対1とか、3ポイントシュートとかをもっともっと磨いて頑張りたいです」

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