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U18日清食品リーグ

「夏のような後悔はもうしたくない」
桜花学園#6深津唯生

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2023
レポート

アリーナ立川立飛を舞台に開幕した「U18日清食品トップリーグ2023」の第3週。その初日となる9月23日、桜花学園(愛知県)と札幌山の手(北海道)による名門チーム同士の対決が実現しました。今年のインターハイではそれぞれ準優勝、3位という好成績を残しています。札幌山の手は今大会、ここまで2連敗しており、初の白星を目指して前年のU18日清食品トップリーグ覇者・桜花学園に挑みました。

序盤から、主導権を握ったのは桜花学園でした。#9阿部心愛選手(2年/175cm)や#4田中こころ選手(3年/172cm)のドライブ、#8福王伶奈選手(3年/193cm)のバスケットカウントなどで8-0とスタートダッシュに成功。その後も堅いディフェンスで札幌山の手のオフェンスを封じ込めます。#5黒川心音選手(3年/164cm)のバスケットカウントで締め、第1クォーターを終えて29-10と桜花学園が19点リードを奪いました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 第2クォーター以降、札幌山の手もエンジンがかかり#8大山瑚南菜選手(3年/176cm)や#4巻朋花選手(3年/166cm)の3ポイントシュートで対抗。それでも、ベンチメンバーもフレッシュに躍動した桜花学園のリードは変わりません。21点差で入った第4クォーター、札幌山の手は#7谷口憂花選手(3年/174cm)が果敢に攻めて反撃を図るものの、桜花学園も#11白石弥桜選手(1年/184cm)が高さを生かして得点やリバウンドを量産して対抗。結局、93-67で桜花学園が勝利しました。

 この試合、ディフェンスとリバウンドで奮闘し、スタッツとしても12得点、11リバウンドのダブルダブルを記録したのが#6深津唯生選手(2年/179cm)です。主に札幌山の手の得点源となる谷口選手にディフェンスで付き、「まずはボールを持たせないようにしながら、足を使って守ることを意識しました」と前半4得点に抑えることに成功。それでも深津選手は「後半、相手もアグレッシブに攻めてきて3ポイントシュートも打たれてしまったので、1試合通して守り切ることはできませんでした」と語り、さらなる進化を目指して課題を得た様子でした。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 深津選手は今、「思い切りプレーして点を取りにいくことと、周りの選手が安心してシュートを打てるようなリバウンダーになること」を自身の目標としています。それはインターハイ決勝、ファウルトラブルもあって僅か2得点、5リバウンドに終わる悔しい気持ちを味わったから。「あの決勝は、自分のやるべきことが全くできずに3年生に頼ってしまって、すごく後悔しています。思い返したときに、『自分は何をしたんだろう?』とふがいない気持ちでした」と深津選手。その瞳の奥には、あの夏から約2か月がたつ今でも、悔しさの炎がメラメラと燃えていました。

この「U18日清食品トップリーグ」は残り5試合。明日は同じ東海地区のライバル・岐阜女子(岐阜県)との大一番です。深津選手は「夏のような後悔はもうしたくないですし、周りからも『思い切りやっていい』と言われているので、それに応えられるように、自分にできることを最大限に発揮したいです。苦しい試合ほどコミュニケーションが本当に大事になるので、先輩、後輩関係なくみんなと声をかけ合って戦っていきたいです」と意気込みを語ってくれました。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非会場、または配信にてご観戦ください。

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