• 日清食品
  • カップヌードル

U18日清食品リーグ

“いぶし銀”のプレーでチームを支える3年生
福岡大学附属大濠 #9 広瀬孝一

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2022
レポート

「U18日清食品トップリーグ2023」の3週目、福岡第一と福岡大学附属大濠(共に福岡県)の“福岡対決”がアリーナ立川立飛で実現しました。試合は序盤、ハーフコートでじっくりと攻めた福岡大学附属大濠がリード。対する福岡第一もオールコートでプレッシャーをかけて相手のミスを誘発し、スピーディーな展開から得点していきました。

両者セカンドユニットの下級生も積極的に起用しながらの試合は、前半を終えて39-42と福岡第一が3点のリード。後半に入ると福岡第一は双子の1年生コンビ#33宮本聡選手と#35宮本燿選手(共に168cm)の活躍もありリードを2桁に拡大します。福岡大学附属大濠も試合終盤で粘りを見せますが、最終スコア87-82で福岡第一がライバル対決を制しました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 敗れた福岡大学附属大濠ですが、シュート精度かなかなか上がらない中でも何とかボールをつなぎながら良いポゼッションを作る場面も多く見られました。そんなチームを陰ながら支えていたのが3年生の#9広瀬孝一選手です。195cmのサイズがあり、同じくビッグマンの#8渡邉伶音選手(2年/204cm)と共にインサイドで体を張り続けました。
広瀬選手のプレーをひと言で表現するならば“いぶし銀”です。決して派手なプレーをするわけではなく、味方にスクリーンをかけてドライブレーンを作ったり、タイミングよくカッティングして確実な2点をスコアしたり、体の強さを生かしてリバウンドに飛びついたりと、チームプレーに徹する姿が印象的です。

福岡大学附属大濠のメインとなるのは渡邉選手や#13湧川裕斗選手(2年/181cm)、キャプテンの#4三輪大和選手(3年/181cm)らで、広瀬選手がファーストオプションとして攻める場面は少ないです。しかし、この試合で記録した12得点、10リバウンドのスタッツ、そしてチーム2番目の35分6秒というプレータイムが示すように、彼は重要な役割を担っています。
本人もチームに足りない部分を補う役割を理解しており「伶音と裕斗という外と中の柱ができていて、あとはリバウンドや合わせ、ルーズボールなどの部分が足りないと思ったので、自分はそこに徹しようと思ってやっています」と言い切ります。全国から有望な選手が集まる福岡大学附属大濠の中では、どこを自分の長所としてプレータイムを勝ち取っていくのか。広瀬選手のそれはリバウンドと走力というわけです。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 片峯聡太コーチも「彼に一番期待するのはリバウンドです。体の強さとリバウンド、真っ直ぐに走ることが彼のできることなので、そこを彼が誰よりも担ってくれればチームがよりステップアップできると信じています」と広瀬選手を評価。最終的には渡邉選手の相棒として彼が輝くことが、チームの成長につながると話します。

昨年まではあまり出場機会がなかった広瀬選手にとって、今大会は数少ない公式戦での全国レベルを体感できる場。「1、2年生のときはあまりプレータイムをもらえていなかったので、最後は絶対に勝ちたいと思っています。そのためにもこの大会でしっかりと試合に出て強豪校との試合で経験を積んで、戦える選手になりたい」と勝利と経験値の上積みを目指します。

福岡大学附属大濠はこれで1勝1敗。残る5試合はどんな結果になるのかは、広瀬選手のプレーによっても左右されるはず。いぶし銀の3年生・広瀬孝一選手に注目です。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非会場、または配信にてご観戦ください。

フォトギャラリー

U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー

この記事をシェアする

U18日清食品リーグ2023 大会レポート一覧へ戻る