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U18日清食品リーグ

「見つかった課題を自分たちで改善して勝ち切れるように」
岐阜女子 #4 絈野夏海

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2023
レポート

「U18日清食品トップリーグ2023」、10月1日の第2試合では、ここまでともに2勝1敗の岐阜女子(岐阜県)と京都精華学園(京都府)が対戦しました。両チームは今年のインターハイ2回戦で顔を合わせており、延長戦にもつれ込む激闘の末に京都精華学園が勝利。同チームはその後、大会連覇を飾っています。一方、岐阜女子にとっては悔しさを味わうと同時に、自分たちの力量を知り、大きなタイトルの獲得に向けて手応えも感じる夏となりました。

京都精華学園との再戦に向けて燃える岐阜女子ですが、エース#4絈野夏海選手(3年/172cm)が先週9月23日の試合で左足を捻挫。翌24日の試合を欠場し、チーム状況が心配されました。しかし、今回の試合で絈野選手は無事コートに復帰。第1クォーターから3ポイントシュート1本を含む7得点と元気なプレーを見せました。

岐阜女子は#8ジュフ・ハディジャトゥ選手(3年/186㎝)、京都精華学園は#15ディマロ ジェシカ選手(3年/188㎝)と、両チームとも長身の留学生を擁しています。それだけに、試合はお互いにゴール周りでは激しいディフェンスを見せ、ボールを縦横無尽につないで内外から様々な技術を駆使したシュートで点を取り合う展開となりました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 前半を終えて、40‐37と僅差ながらリードしたのは岐阜女子。緊張感あふれる戦いを力強くけん引したのは、やはり絈野選手でした。ここまでで、#6安藤美優選手(2年/171㎝)の11得点に次ぐ9得点、そして2リバウンド、6アシストと、エースとしての仕事とともに仲間を生かすプレーも光りました。試合は第3クォーター後半に京都精華学園に逆転を許し、そこから第4クォーターにかけては一進一退の展開に。

その中で絈野選手は61‐60と一歩リードする3ポイントシュートを放ち、残り29.6秒には63‐64とあと一歩と迫るシュートを決めます。そんなエースの気迫が乗り移ったように、終了間際に#9林琴美選手が決めたシュートで65‐65と、決着は何とインターハイに続く延長戦へ。
しかし、最後は岐阜女子の必死の粘りもあと一歩及ばず、夏のリベンジは成りませんでした。

試合後、絈野選手は「ケガをしてしまったというところに自分の甘さがありました。この試合に間に合わせるためにコンディションをしっかり整えてきたつもりだったのですが、力を発揮することができませんでした」と悔しさをにじませながら振り返りました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 しかし、スタッツを見ると両チームを通じて最高の23得点を挙げ、さらに8リバウンド(そのうちディフェンスリバウンドは7)、10アシストを記録。自らの攻撃のみならず、チームファーストのプレーぶりは、岐阜女子にとっての絈野選手の存在の大きさを改めて示すもの。ケガからの復帰と今回のハイレベルなプレーは、リーグ戦後半を迎えるチームにとっては何よりの力となるはずです。

「チーム全体として個々の得点能力が上がってきました。1試合1試合戦っていく中で自分たちの課題が毎回出るこのリーグ戦はすごく貴重です。毎試合必ず相手が変わるので、対応しながら見つかった課題を自分たちで改善して、勝ち切れるようにしていきたい」。チームを引っ張る立場の絈野選手はそう語り、今回の敗戦も新たな糧にして、さらに上を目指す意欲を見せていました。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非会場、または配信にてご観戦ください。

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