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U18日清食品リーグ

仙石勇太と大澤義康、日本代表の躍進に刺激を受けて
県立松山工業(愛媛県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 四国ブロックリーグ2023
レポート

「四国のトップチームが集まって試合をすることで、色々な課題が見えてくると思います。だから昨日うまくいかなかったことを今日、新たな目標を、課題を持って取り組むことができるか。自分たちは県の2位なので胸を借りるつもりで、でも勝敗にはこだわって、そうやって試行錯誤させてもらえることが非常にありがたいです」
そう語るのは県立松山工業(愛媛県)の池松健彦ヘッドコーチです。「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」の初戦は明徳義塾(高知県)と対戦。留学生プレーヤーの高さと強さに圧倒されて62-73で敗れました。

マッチアップしたのは181cmのセンター大澤義康選手。「留学生は身長だけじゃなくバネもあって、愛媛県には留学生がいないので初めての経験で、自分がどれだけ通用するか思い切ってチャレンジしたのですが、なかなかうまくいきませんでした」
20cm近くの身長差を攻略することは、そう簡単ではありません。その中で見つけた課題は「フィジカルに戦うことはできたと思いますが、もっと体力をつけなければならない」、そして「センターだけではなくガードも守れるようなディフェンス力を身につけたいです。攻めでは今はインサイド中心ですけど、もっと外からの攻めを増やしたいです」ということです。

U18日清食品 中国ブロックリーグレポート画像 池松ヘッドコーチも「サイズがないので、ディフェンスでは粘ること。それをやろうとする取り組みは本当に評価できます。あとはそこでしっかりボールを取りきることが課題です」と、大澤選手のさらなる奮起に期待しています。
ただ、11点差を埋めてもっと良い戦いをするためには、もっと基本的なことを徹底すべきだと池松ヘッドコーチは考えています。「明徳義塾さんのインサイドの前に、自分たちにもっとできることがあったと思います。フリースローは2週間後に向けての課題ですし、できること、やるべきことにチームとして意識して取り組まないといけないと感じました」

キャプテンの仙石勇太選手は、もっとチームが一つにまとまることの必要性を感じています。「流れが悪かった場面で自分から声を出して、みんなの気持ちが下がらないように鼓舞していこうと思っていました。一人ではなくチームスポーツなので、みんなの意識を統一させることを大事にしたいです」
留学生プレーヤーを止めるのも、大澤選手に任せっぱなしではなく、チームとして対抗したいと考えます。「ミスマッチがよく起きるので、ディフェンスのローテーションを練習に取り入れているのですが、この試合みたいに留学生のいるチームに発揮したかったです。まだ取り組み始めたばかりなのであまりうまくいかなかったのですが、これからもっと詰めていきたいです」

U18日清食品 中国ブロックリーグレポート画像 このローテーションのディフェンスは、バスケワールドカップの日本代表の躍進に刺激を受けた選手たちが取り入れたんだとか。「河村勇輝選手や富永啓生選手が日本代表の中心になって活躍していたので、若い世代の選手の可能性はすごいという気持ちで見ていました」と仙石選手は言います。
四国の強豪との対戦に日本代表の活躍。県立松山工業はいろんなことから刺激を受けて、一歩ずつステップアップしていこうとしています。

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