2023.10.04

「U18日清食品トップリーグ2023」
第５週は女子中心に負けられない10試合を開催

U18日清食品リーグ2023 大会レポート

U18日清食品トップリーグ2023

プレビュー

男女各８チームの強豪たちが総当たり戦を繰り広げ、日本中を “沸かす” U18世代の国内最高峰リーグ「U18日清食品トップリーグ2023」。第５週は10月７日（土）、10月８日（日）、10月９日（月・祝）の３日間、高崎アリーナ（群馬県高崎市）で男子３試合、女子７試合が行われます。今年から有観客となった今大会は、この第５週もチケットの事前申込み（無料）を受付中です。

男子は３連戦を戦う藤枝明誠が初白星をつかめるか注目

第５週の男子は全３試合。３連戦を戦う藤枝明誠(静岡県)に対し、10月７日（土）は北陸（福井県）、８日（日）は福岡大学附属大濠（福岡県）、９日（月・祝）は仙台大学附属明成(宮城県)が対戦します。藤枝明誠は＃99ボヌロードプリンスチノンソ選手（２年／205cm）がケガで離脱していることもあり、ここまで連敗が続いています。２週間ぶりの試合となるこの３日間で、初勝利を得たいところです。

藤枝明誠のエース＃12赤間賢人選手（３年／186cm）は福岡県出身。10月８日（日）、地元の福岡大学附属大濠との一戦は、負けられない戦いとなるでしょう。福岡大学附属大濠は男子U16日本代表の＃14高田将吾選手（２年／189cm）やビッグマン＃８渡邉伶音選手（２年／204cm）、抜群のシュート力を持つ＃13湧川裕斗選手（２年／181cm）と、下級生ながら各ポジション、タレントぞろい。藤枝明誠も１年生の＃６檜垣奏太選手（１年／185cm）、＃19野津洸創選手（１年／190cm）がスタメンに入ると見られ、両者ともに下級生の活躍が勝敗を大きく左右しそうです。

10月９日（月・祝）、藤枝明誠vs.仙台大学附属明成も注目の一戦。仙台大学附属明成も今大会はまだ勝利ならず、初白星を目指して全力で臨んでくるはずです。ポイントガードに挑戦中の赤間選手とのマッチアップが予想されるのは＃４小田嶌秋斗選手（１年／163cm）。サイズの不利を補うような激しいディフェンスを仕掛けられるか必見です。また、仙台大学附属明成は＃８ウィリアムスショーン莉音選手（３年／198cm）のリバウンドも強みの一つ。対する藤枝明誠は今週もロードプリンス選手が欠場するとすれば、＃25片山ジャズィエル選手（３年／188cm）、野津選手の体を張った奮闘が求められそうです。

女子は大阪薫英女学院の連勝を止めるチームが現れるか

女子はこの第５週、聖和学園（宮城県）、大阪薫英女学院（大阪府）、精華女子（福岡県）が３連戦、千葉経済大学附属（千葉県）が２連戦を戦います。中でも大阪薫英女学院は、第４週で京都精華学園（京都府）に逆転勝利を収め、いまだ無敗。ここで３連勝すれば優勝に一気に近付くだけに、気の抜けない３日間となりそうです。

初日のオープニングゲームは、札幌山の手（北海道）vs.岐阜女子（岐阜県）。札幌山の手は３Ｐシュートを武器にインターハイで３位に入りましたが、対する岐阜女子も＃４絈野夏海選手（３年／172cm）を軸に京都精華学園に延長戦で敗れた強豪です。その上、なんと先週の第４週でも岐阜女子は京都精華学園と延長戦を展開。惜しくも敗れたものの、その実力を疑う者はいないでしょう。残りの試合を全勝するためにも、この札幌山の手戦が一つの山場となりそうです。

10月８日（日）の千葉経済大学附属vs.精華女子は、インターハイベスト８同士の戦いです。見どころは、精華女子の＃44アキンデーレタイウォ・イダヤット選手（１年／188cm）を、千葉経済大学附属の＃４角陽菜多選手（３年／177cm）がどこまで抑えられるか。また、逆にアウトサイドでは得点力の高い千葉経済大学附属の＃５坂口彩花選手（３年／167cm）を、精華女子のガード陣がどう守るかがポイントとなりそうです。テンポの速いハイスコアゲームが多い千葉経済大学附属に対して、精華女子はディフェンシブなロースコアゲームを得意とし、タイプの違う両者のどちらが主導権を握るか目が離せません。

今大会は第５週を終えると、11月11日（土）、12日（日）に行われる第６週までしばらく期間が空きます。その間に各チームはウインターカップ予選に臨むため、弾みを付けるためにも今週、多くの収穫を得たいところでしょう。見応えあるゲームの数々が予想される第５週。負けられない各チームの戦いを、ぜひ会場、または配信にてご観戦ください。