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U18日清食品リーグ

「自分が攻めることで、周りも生きてくる」
精華学園 #5 樋渡梨桜

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2023
レポート

群馬県・高崎アリーナで開催されている「U18日清食品トップリーグ2023」第5週。2日目となる10月8日(日)は女子・千葉経済大学附属(千葉県)vs. 精華女子(福岡県)のインターハイベスト8同士の一戦からスタートしました。

千葉経済大学附属は絶対的エース、得点ランキング2位(10月7日現在)となる1試合平均29.2得点の#4角陽菜多選手(3年/178㎝)を中心に、得点力のあるガードの#5坂口彩花選手(3年/168㎝)らが速い展開の中で加点していきます。一方の精華女子はそれぞれのポジションに好プレーヤーを擁し、今年度からは同校初の留学生#44アキンデーレ タイウォ・イダヤット選手(1年/188㎝)を加え、高さも併せ持つチーム。

タイプの違う両者の顔合わせは、序盤、両チームがエースを抑え合う中、千葉経済大学附属が#7牧野琉依選手(2年/164㎝)、#5坂口選手らの得点で、一方の精華女子は#5樋渡梨桜選手(3年/166㎝)、#11米森奈々心選手(2年/158㎝)らの得点でゲームを作ります。1クォーター終盤には精華女子がベンチから出てきた#7清藤優衣選手(2年/171㎝)の3ポイントシュートなど、連続で加点し23-17と一歩リードを奪いました。

2クォーターに入るとアップテンポなペースで千葉経済大学附属が21-25と追い上げムードを生み出します。するとその流れを立つべく精華女子がタイムアウト。その後、#7清藤選手が3ポイントシュートを決めるなど、流れを引き戻すと、今度は千葉経済大学附属がタイムアウトと主導権の奪い合いが激しくなってきます。鳴りを潜めていた千葉経済大学附属の#4角選手が2本目のシュートを決めると29-31とワンゴール差まで迫ります。精華女子はここで2回目のタイムアウト。その後、再び#4角選手のジャンパーで同点に追い付きますが、精華女子も譲らず、36-33と3点リードで前半を終えました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 「前半は相手のトランジションにペースを奪われてしまいましたので、後半はそこをしっかりと抑えていこう。トランジションでもよりゴールに近いところからしっかりと守っていこうと話しました」と精華女子の大上晴司ヘッドコーチ。

対する千葉経済大学附属は、この日チームをリードしてきた#5坂口選手を前半終盤の負傷で欠くことになってしまい後半の出だしから精華女子にペースを奪われてしまいます。#44アキンデーレ選手のインサイド、#11米森奈々心選手(2年/158㎝)の3ポイントシュートと内外から攻撃され、その差はあっという間に2桁に広がります。ディフェンスでは故障明けでプレータイムの制限がある#7清藤選手と#14下川蒼乃選手(2年/174㎝)が代わる代わる出場して相手エースの#4角選手を抑えにかかります。

66-49と精華女子がリードを広げて迎えた最終クォーターも#4谷千優選手(3年/163㎝)が得点、スティールと躍動し、流れを渡しません。千葉経済大学附属の反撃も単発に終わってしまいます。試合が進むに連れ精華女子のインサイド、#44アキンデーレ選手も存在感を増し、終わってみれば34得点、27リバウンドの活躍。後半出だしでつかんだ主導権を離さなかった精華女子が99-65で勝利をつかみました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 「こちらがちょっと崩れると、そこをバタバタッと攻め込んでくる力が千葉経済大学さんにはあります」と千葉経済大学附属を警戒していた精華学園の大上ヘッドコーチ。そのため出場時間が長くなったのが#5樋渡選手。「オフェンスを組み立ての役割と、ディフェンス面ですね。谷とともに3年生のディフェンスには安定感があります」と話す。

チーム最長の37分超出場した#5樋渡選手自身は「ディフェンスでは千葉経済大学付属の#5坂口選手を抑える役割と、オフェンスではポイントガードとして出ているので、下級生が思い切りシュートを打てるように、プレーもそうですし、声を掛けるなど意識をしていました」と試合での役割を明かします。その上で「大上コーチからも思い切り打てと言われ、自分が積極的に攻めるということが課題でもあるので、オフェンスでも積極的にいきました」と12得点を記録。「自分が攻めることで、周りも生きてくるので、自分が積極的に攻めることを忘れないようにしていきたいです」と次戦に向けて頼もしく話しました。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。(※バスケットLIVEはシステムメンテナンス等により、一部試合のライブ配信が行われない場合があります。)
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非会場、または配信にてご観戦ください。

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