• 日清食品
  • カップヌードル

U18日清食品リーグ

秋本瑚々南「絶対に勝つ気持ちで強気でやりたい」 仙台大学附属明成(宮城県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 東北ブロックリーグ2023
レポート

9月16日から18日にかけて「U18日清食品 東北ブロックリーグ2023」が行われました。仙台大学附属明成(宮城県)は、大会初日に福島東稜(福島県)と県立秋田中央(秋田県)に敗れるスタートとなりましたが、2日目に延長の末に柴田学園大学附属柴田学園(青森県)に勝利するとチームに勢いが出て、そこから県立山形中央(山形県)と盛岡白百合学園(岩手県)に2桁の点差をつけて勝利し、3連勝の3位で大会を終えました。

仙台大学附属明成はこの夏、『球際、ディフェンスの手の挙げ方、決め切る力』に注力してきました。敗れた2戦ではこの成果がプレーに表れませんでしたが、この1日目の反省を生かしたことが3連勝につながり、安達美紀ヘッドコーチは「粘って最後まで戦えたのがよかったです。球際の部分が全然できていなかったのが、良い方向に向かっていました」と語ります。

U18日清食品 東北ブロックリーグレポート画像 キャプテンの秋本瑚々南選手は大会2日目を終えた時点で、「チームで協力してリバウンドやルーズボールで粘れたところが最後の勝利に繋がったと思います」と言い、連敗スタートから上手く切り替えられた精神面の変化を評価しました。 「自分たちがなぜこの大会に挑んでいるのか。そのありがたみや、応援してくれる人たちの思いをしっかり心に入れて、全員がコートで表現しました。昨日、そういうことをヘッドコーチから指摘されて、みんな変わることができました」

秋本選手の特徴は周りを一気に置いていくほどのスピードです。オフェンスの展開が重くなると、そのスピードを生かしたドライブでフローターやレイアップを次々と決め、チームに勢いを与えました。また、ディフェンスを引き寄せて仲間のシュートチャンスを演出することもできる選手です。 159cmと小柄ではありますが、自分より大きな選手にも持ち前のスピードを武器に果敢に立ち向かう姿が目立ちましたが、その影響は日本代表のポイントガード、河村勇輝選手から受けていると言います。「ワールドカップを見ていて本当にすごいと思いました。河村選手は大きい選手たちに負けないスピードと判断力で戦っていて、自分も真似したいです」

U18日清食品 東北ブロックリーグレポート画像 「U18日清食品 東北ブロックリーグ2023」に出場した全6チームの中で、仙台大学附属明成だけが今夏のインターハイに出場していません。県2位での出場ながら、他県のトップチームに3つ勝てたことは大きな自信に繋がります。安達ヘッドコーチは「もちろん自信にはなります。でも、同じ県の聖和学園さんはこういうゲームにもっと大差をつけて勝つはずなので、私たちはもっと頑張らないといけません」と言います。

秋本選手も「私たちは県2位でこの大会に出ています。2位だから負けてもいいとかは思わず、絶対に勝つ気持ちで強気でやりたい」と、この勝利に満足せず、さらなる高みを目指しています。

この記事をシェアする

U18日清食品リーグ2023 大会レポート一覧へ戻る