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U18日清食品リーグ

成田倖紳「個人で打開して、チームプレーを」 八戸学院光星(青森)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 東北ブロックリーグ2023
レポート

「U18日清食品 東北ブロックリーグ2023」を4勝1敗、準優勝という成績で終えた八戸学院光星(青森県)は、近年めきめきと力をつけてきている注目の新鋭チームです。190cm台のメンバーはいませんが、激しいディフェンスとバランスのいいチームオフェンスで小気味よい戦いを見せ、今大会で全勝優勝を果たした福島東稜(福島県)にも一時リードを奪う好ゲームを繰り広げました。

昨年のウインターカップで全国初勝利を挙げ、6月の東北大会で初のベスト4に入り、今夏のインターハイは留学生がいるチームを撃破。佐々木彰彦ヘッドコーチは、昨年から主力を務める3年生の成田倖紳選手、雪田海児選手、柳谷葉流選手らが、1年次に国体青森県代表として東北優勝を経験していることを挙げ「全国のより高いレベルを目指すつもりで入学してきた選手が多いですし、留学生対策もしてきたので、このような結果は驚きではありません」と話します。

U18日清食品 東北ブロックリーグレポート画像 青森県では例年、9月の頭に下級生チームで編成される新人戦の地区予選があります。八戸学院光星はこの期間、3年生が個人練習や体力トレーニングを行い、大会終了後に本格的なチーム練習を再開させていたのですが、試合から離れていた3年生のギアが上がるまでに少しラグが発生することを毎年の課題としていました。 しかし、今年は「U18日清食品 東北ブロックリーグ」がスタートしたことで、3年生に良い緊張感が生まれました。「この時期に接戦のゲームを何度も経験したり、県内にはない留学生プレーヤーがいるチームと試合ができるのはとてもありがたいです」と佐々木ヘッドコーチは言います。

中心選手としてチームを引っ張る成田選手も「東北各県の上位チームとこんなにたくさん試合できることはめったにないし、今大会はそういうチームに勝ったり、いい試合ができている。いい経験になっています」と振り返りました。 大会が開催された9月の三連休、開催地となった宮城県は季節外れの酷暑に見舞われました。どのチームもこの状況への対応に手間取る中、八戸学院光星は選手たちが互いにコミュニケーションを取り合い、その中でできることにチャレンジしている姿が印象的でした。

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成田選手は「個人で打開できる部分は打開して、できない時はチームプレーを使おうと話し合っていました」と説明。自らが1対1を仕掛けることでアウトサイドにノーマークを作り、上山琉生選手や雪田選手にイージーな3ポイントシュートを打たせました。

「インターハイまでは強度や1対1をテーマにしてきたので、これからは攻守両面における戦略的な引き出しとディフェンス力を上げていきたいです」と佐々木ヘッドコーチ。「U18日清食品 東北ブロックリーグ2023」で得た課題を糧に、今後のさらなるステップアップに期待したいです。

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