2023.11.09

「U18日清食品トップリーグ2023」
第６週は男女ともに見逃せない全勝対決が実現

U18日清食品リーグ2023 大会レポート

U18日清食品トップリーグ2023

プレビュー

男女各８チームの強豪たちが総当たり戦を繰り広げ、日本中を “沸かす” U18世代の国内最高峰リーグ「U18日清食品トップリーグ2023」。約２か月にわたる今大会もいよいよ終盤戦です。10月の第５週からしばらく日程が空いた第６週では、11月11日（土）、11月12日（日）の２日間、オープンハウスアリーナ太田（群馬県太田市）で男女各４試合が行われます。今年から有観客となった今大会は、第６週もチケットの事前申込み（無料）を受付中。また、最終週の第７週（国立代々木第二体育館・東京）の有料チケットも発売中です。

男子はインターハイ上位校同士の全勝対決の行方に注目

第６週の男子は、２日間で各２試合が行われます。最も注目したいカードは、初日の最終試合となる東山（京都府）と開志国際（新潟県）の対決。両チームはそれぞれ夏のインターハイで準優勝、３位という好成績を残しており、このU18日清食品トップリーグ2023でもここまで４戦全勝中。この大一番を制した方が優勝に大きく近付くとあって、熱戦必至です

東山も開志国際も、ともに得点力のあるタレントを多く擁するチームです。東山は＃４佐藤友選手（３年／189cm）、＃５瀬川琉久選手（２年／184cm）、＃13佐藤凪選手（１年／178cm）と。各学年を代表するスコアラートリオが攻撃の要。一方の開志国際は、司令塔の＃４澤田竜馬選手（３年／168cm）を起点に、＃13平良宗龍選手（２年／183cm）や＃14ネブフィケルビンシェミリー選手（２年／198cm）ら、どこからでも点を取れるメンバーをそろえます。中でもそれぞれの２年生エース、瀬川選手と平良選手は、ミニバス時代からの友人であり唯一無二のライバル。熱い火花を散らすことでしょう。

U18日清食品トップリーグプレビュー画像　２日目の11月12日（日）に注目したいのは、東山と仙台大学附属明成（宮城県）の対戦です。どちらも全国屈指の名門校として知られ、2020年のウインターカップ決勝などで数々の名勝負を繰り広げてきました。しかも両チームで１年生にしてスタメンに入る東山の佐藤凪選手と＃４小田嶌秋斗選手（１年／163cm）は、今年１月に行われたJr.ウインターカップの３回戦でも対戦。当時は１点差で佐藤選手率いる横浜ビー・コルセアーズ U15が勝ち上がり、勢いそのままに準優勝となりました。小田嶌選手にとってはリベンジマッチとなる今回の対決、きっと渾身のプレーを見せるに違いありません。インターハイ準優勝の東山相手に、第５週で今大会の初勝利を挙げて勢いに乗る仙台大学附属明成が、どこまで食らい付けるか注目したいと思います。

女子の負けられない全勝対決はインターハイの再戦に

女子はこの第６週、初日の第１試合で５勝０敗の大阪薫英女学院（大阪府）と４勝０敗の桜花学園（愛知県）が激突します。無敗同士の両チームは今年のインターハイ準決勝でも対決し、そのときは74−59で桜花学園が勝利。堅いディフェンスを持ち味とする桜花学園が、高いオフェンス能力を持つ大阪薫英女学院を抑え込んだ形になりましたが、点差ほどの力量差はありませんでした。この第６週、２日間で２連戦を戦う桜花学園に対して、大阪薫英女学院はこの１試合のみ。照準を当て、全力で夏のリベンジを狙ってくるでしょう。中でもインターハイでの対戦時、24得点の活躍を見せたのが大阪薫英女学院の＃５島袋椛選手（３年／175cm）。今回の対戦でも、大いにカギを握ると見られます。

２日目の11月12日（日）、注目したいのは精華女子vs.桜花学園の試合です。チーム初の留学生、＃44アキンデーレタイウォ・イダヤット選手（１年／188cm）が今年度から加入した精華女子は、第5週を終えた現時点で２勝２敗。ただ、第５週では大阪薫英女学院に対して後半10点差まで追い上げるなど、徐々にチームもかみ合ってきています。前日に大阪薫英女学院と戦いハードな２連戦となる桜花学園にとっては、厄介な相手になりそうです。インサイドで体を張る＃８福王伶奈選手（３年／193cm）や＃６深津唯生選手（２年／179cm）が、どのようなディフェンスを見せるかがポイントになると見られます。