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U18日清食品リーグ

完全復活を象徴づける値千金の3ポイントシュート
開志国際 #11 清水脩真

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2023
レポート

開志国際(新潟県)と東山(京都府)による、“全勝対決”となった「U18日清食品トップリーグ2023」の第8週は、開志国際が第3クォーター中盤からの猛攻で86-81の勝利を収めました。

序盤、先行したのは東山で、前半を終えた時点でスコアは44-36。第3クォーター残り5分31秒には16点のリードを奪っていました。しかし、ここからディフェンスの強度を高めた開志国際が猛チャージ。次々に東山からターンオーバーを誘い、クォーターエンドまでに21-4というビッグランを築き、一気に逆転に成功します。

迎えた第4クォーターも開志国際の勢いは止まらず、#13平良宗龍選手(2年/183cm)の連続5得点に始まり、逆に最大8得点のリードを取ります。粘る東山も#10南川陸斗選手(2年/187cm)の奮闘もあり、最後は一進一退の攻防に。それでも、81-81の同点で迎えた残り34秒に開志国際が3 ポイントシュートをねじ込み、最終的にはその1本が決定打に。首位攻防戦を86-81で制した開志国際が無傷の5連勝を飾りました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 決定打となった3ポイントシュートを決めたのは、控えPGの清水脩真選手(2年/165cm)でした。小柄ながら抜群のクイックネスでチームを率いるスピーディーなガードです。この試合では同じく控えからの出場となった#5中島遙希選手(3年/177cm)と共にスコアリングの面で大きく貢献し、中島選手が24得点、清水選手が20得点を記録しました。

清水選手は「自分が出ている時間帯はしっかり流れを作ろうと意識していて、自分と中島さんがディフェンスから入って流れをつかめたので良かったです」と試合を振り返り、自身のプレーにも及第点の評価を下しています。

普段は「気持ちの面で引いてしまうところが自分のメンタルの弱さとしてある」そうで、「ついこの間の練習でも、富樫先生に『シュートにしっかりいけ』と言われていました。澤田さん(#4澤田竜馬/3年/168cm)からも練習でマッチアップをしている最中などに『もう少しドライブやシュートにいけ』と言われています」と、積極性という部分を課題としてきました。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 加えて清水選手個人としては、インターハイも足のケガ明けで万全ではなく、同大会後には手術を経験。U18日清食品トップリーグ2023は今日の東山戦が初出場でした。「個人としては出術もあったので、インターハイ準決勝での負けがそのまま残っていました」と、苦い経験を払拭する機会でもありました。そうした経験が重なった中での大活躍は、“完全復活”を印象付けるには十分過ぎるものだったと言えるでしょう。

前述した勝ち越し3ポイントシュートを沈めた後には特大のガッツポーズで喜びを表現しましたが、そこまで感情的になるのは「珍しい」と照れ笑いを浮かべた清水選手。今後は波の少ない安定したプレーヤーを目指すことを課題に挙げており、本大会残り2試合でも今日のような活躍を期待したいところです。頼れるシックススマンが復活した開志国際の戦いに引き続き注目です。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非会場、または配信にてご観戦ください。

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