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U18日清食品リーグ

勝ちたいという気持ちを原動力に
東山 #4 佐藤友

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品トップリーグ2023
レポート

「U18日清食品トップリーグ2023」第8週、初日に開志国際(新潟県)に悔しい逆転負けを喫した東山(京都府)にとって、2日目の仙台大学附属明成(宮城県)戦は是が非でも勝利を収めたい一戦となりました。

前日の試合では得点源の#5瀬川琉久選手(2年/184cm)と#13佐藤凪選手(1年/176cm)が相手の徹底マークに遭ってリズムをつかみ切れませんでしたが、仙台大学附属明成戦では両選手とも復調。特に#13佐藤選手は出だしから絶好調で、3ポイントシュートにドライブからのバスケットカウントなど、前半だけで17得点を記録しました。

この#13佐藤選手や瀬川選手など、下級生にタレントがそろう今年の東山ですが、彼らが気持ち良くプレーできるように土台を作っているのは3年生たち。中でも、人一倍強い思いを秘めるのが#4佐藤友選手(3年/189cm)です。1年時からスタメンとして活躍するフォワードは、オフェンスの引き出しの豊富さとボールへの嗅覚を武器に毎試合得点とリバウンドを量産。11月11日の開志国際(新潟県)戦終了時点で、トップリーグでの得点ランキングはトップ(平均20.6得点)、リバウンドは全体2位(平均12.4リバウンド)と奮闘しています。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 仙台大学附属明成戦では前半で#13佐藤選手と並ぶ17得点。後半も要所で効果的に得点を重ね、気付けばゲームハイの27得点に10リバウンド(うちオフェンス・リバウンド6本)のダブルダブルで85-58の勝利に貢献しました。

それでも、#4佐藤選手は自身の活躍には目を向けません。「自分が目立つためにバスケットをしているわけではなくて、一番は勝ちたいという気持ちがあります。まだボールが来なくてフラストレーションが溜まってしまうことはあるのですが、そこをグッとこらえて…でも、大事な場面では自分がやらなければいけないと思っているので、そこは逃げずに取り組んでいきたいです」

主役になれる実力がありながらも、それを求めない。#4佐藤選手が現在のプレースタイルに行き着いたのは、昨年のウインターカップで開志国際の優勝を支えた武藤俊太朗選手の影響から。同郷・新潟県の先輩である武藤選手について、「昨年の開志国際の強さの要因には、俊太朗くんのリバウンドやアウトサイドなどのオールラウンドなプレーがあったと思います。そういう役割を担える選手がいないとチームが成り立たないと思ったので、すごく参考にしています。」と語ります。

U18日清食品トップリーグ レポート画像 自分のエゴを封印してでもチームプレーに徹するのは、本当の勝者になるためには泥臭く縁の下から支えられる選手が必要だとして知っているからです。大澤徹也コーチもそんな#4佐藤選手について「彼は一人でもいろんなことができますが、リバウンドなどの泥臭い部分を頑張ることが今のチームのためになります。それに、後輩に瀬川や#13佐藤がいることで、友が(精神面で)だいぶ“お兄ちゃん”になったんです。『ミスをしても俺がカバーするから』と。彼のような大黒柱がいてくれると周りの選手もすごくやりやすいと思います」と信頼を寄せています。

トップリーグ最終戦の相手は福岡第一(福岡県)。どんな展開でも常に安定したプレーでチームを支える#4佐藤選手の活躍は、勝利に欠かせません。

「U18日清食品トップリーグ2023」は「U18日清食品リーグ公式YouTube」と「バスケットLIVE」で全試合ライブ配信中です。
また、スポーツナビでも一部試合を配信しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを是非会場、または配信にてご観戦ください。

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