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U18日清食品リーグ

オルワペルミ ジェラマイア「憧れの選手はレブロン・ジェームズです」 日本航空(山梨県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 関東ブロックリーグ2023
レポート

今年のインターハイで日本航空(山梨県)は初の日本一に輝きました。これまで全国大会で目立った実績を残していなかったにもかかわらず、6月の関東ブロック大会で優勝すると、インターハイでも思い切りの良いプレーで強豪高校を次々と撃破し、全国制覇を成し遂げました。 そこで主役を演じたのは2年生のオルワペルミ ジェラマイア選手です。200cmのサイズを生かしたゴール下でのパワープレーや抜群の身体能力を生かした豪快なダンクに加え、軽やかなステップでディフェンスをかわしてシュートを決めるうまさも備え、そのド派手なプレーは見る者の視線を釘付けにします。

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 それでも、日本航空の本当の強みはジェラマイア選手頼みではないところにあります。ガード陣も積極的なドライブと思い切りのよい3ポイントシュートで得点を重ねられる爆発力を備え、土浦日本大学(茨城県)との試合でも、序盤からガード陣が次々とシュートを決め、そのリードを保って98-65の快勝を収めました。 日本航空の山本裕ヘッドコーチは、バランスの取れたオフェンスについて次のように語ります。「ジェリー(ジェラマイア選手)だけでなく、周りがバランスよく得点を取ることのほうが相手チームにとっては嫌です。今日は狙ったわけではなく、自然とそうなりました」

ジェラマイア選手も「日本航空は僕だけを守れば大丈夫なチームではありません」と言います。「みんながボールに絡むことを大切にしています。僕も自分で得点を取るたけでなく、チームメートが得点できるようにスペースを作る。ドライブで守備を崩したり、スクリーンで味方を生かすプレーを意識しました」 恵まれたサイズと圧倒的な身体能力でゴール下を支配するジェラマイア選手ですが、「僕はインサイドだけの選手ではないです。憧れの選手はレブロン・ジェームズです」と、オールラウンダーとして試合を支配できる選手を目指しています。「レブロンのようにダンク、3ポイントシュート、アシスト、ブロックと何でもできる選手が目標です。ディフェンスではチームで一番大きな僕がセンターをマークしますが、オフェンスでは外から仕掛けていきます」

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山本ヘッドコーチによれば、もともと対戦校のネームバリューやサイズの差に委縮しない選手が多かったところにインターハイ優勝の自信が重なり、今まで以上に強気のプレーが出ていることで、個々の持ち味が生きているとのこと。「U18日清食品 関東ブロックリーグ2023」でも9月と10月に行われた5試合は全勝と快進撃を見せています。

ここでもジェラマイア選手は大活躍していますが、今まででは起用していなかった選手にチャンスを与えたり、ディフェンスのバリエーションを増やしたりと、日本航空はチームとしてのレベルアップにも余念がありません。この先の勝利も貪欲に狙っていきます。

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