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U18日清食品リーグ

與儀幸也と竹本穣「みんなで称賛して盛り上げていく」 桐生第一(群馬県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 関東ブロックリーグ2023
レポート

関東ブロック大会予選ベスト8からインターハイ群馬県予選優勝というジャンプアップを果たし、「U18日清食品 関東ブロックリーグ2023」に初めて出場した桐生第一(群馬県)には、2人の沖縄出身選手がいます。ガードの與儀幸也選手とフォワードの竹本穣選手。いずれも2年生です。 岡田研司ヘッドコーチは2人をこう紹介します。「與儀は沖縄のガードとしては珍しい、正統派のポイントガードです。自分が何のために県外の高校に来ているかをよく分かっていて、練習熱心ですし発言も積極的です。竹本は4番ポジションでプレーしていますが、独特のリズムを生かして中でも外でも得点が取れる選手になってほしいです」

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 與儀選手は先輩、竹本選手は指導者と、桐生第一に興味を持ったきっかけも別々ですが、決め手は「桐生第一のバスケが楽しそうだったから」と共通してます。 與儀選手はこう言います。「桐生第一には『エンジョイバスケットボール』というテーマがあって、ハードに練習しながらそれを楽しむチームだと先輩から聞いて興味を持ちました。実際に練習に参加してみたら、ハードなディフェンスなどよいプレーがあるたびにみんなで称賛して盛り上げていくところがすごくいいなと思って、進学を決めました」



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竹本選手もこう語ります。「桐生第一はきついメニューでひたすら走るというより、いろんなメニューの中で走る力を養うようなチームです。バスケはやっぱり1対1でボールを持って自分でシュートを打つのが楽しいので、1対1の練習が多いところも自分に合っていると思いました」 気候も文化も大きく違う群馬で高校生生活をスタートさせた頃は、様々な戸惑いも経験しました。與儀選手は、沖縄ではごく普通に受け入れられる指導者へのフランクな言葉遣いが当たり前でないことや、公園にバスケットボールリングがないことに驚いたと振り返ります。 竹本選手は「沖縄は年間平均気温が18度くらいなので、冬の0度台は厳しいです……」とこぼしますが、與儀選手が「その割に、冬でも寮では半袖短パンです」と教えてくれました。2人は中学まで県大会で対戦したことはあったものの面識はなかったそうですが、今では寮で常に一緒にいるぐらい仲がいいそうです。

桐生第一は「U18日清食品 関東ブロックリーグ2023」に2年生メンバー主体で臨んでおり、ここまで勝ち星に恵まれていません。10月18日のサンロッカーズ渋谷U18(関東バスケットボール協会推薦枠)との試合も、最後まで食い下がりましたが61-78で敗れています。 與儀選手は「2年生のうちからいろんな課題を見つけられるのはすごく大きいです」と敗戦から多くの学びを得ていると言いつつも「負けてばかりじゃダメなので、闘争心を持って戦いたい」と、言葉に力を込めます。竹本選手も「個人の力が通用しない時は、チーム全員でゴールに向かっていく気持ちを出していかないと。みんながエースというくらいの気持ちで戦いたいです」と前を向いています。 伸び盛りのチームはこれまでの戦いで得た経験や知恵を結集させ、チーム一丸となって勝利を目指します。

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