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U18日清食品リーグ

富永来奈「声を掛け合って、全員でやっていこう」 英明(香川県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 四国ブロックリーグ2023
レポート

「ディフェンスを切り替えてから相手の得点がピタッと止まりました。これはインターハイでもできていたので、全国に行っても通用するとあらためて確認できました」 こう語るのは英明(香川県)の井上晃コーチです。英明が試合中に突如繰り出すゾーンディフェンスは、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」で対戦した強豪相手にも、その威力を存分に発揮しました。

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 9月30日に行われた聖カタリナ学園(愛媛県)との試合では、第1クォーターで25得点、第2クォーターで28得点と好調だった相手のオフェンスを、第3クォーターはゾーンディフェンスを仕掛けることでリズムを狂わせて14得点と抑え込みました。井上コーチは「相手に迷いが生じてボールが停滞したり、良いタイミングでシュートが打てなくなっていました」とゾーンディフェンスに手応えを感じつつも、「まだまだやれるはずです」とさらなる成長を目指します。 エースとしてチームを引っ張る3年生の富永来奈選手も自分たちのディフェンスには手応えを得ています。「インターハイの時もゾーンに変えてからは自分たちのディフェンスが成功して流れを持ってくることができました。今回もゾーンが上手くできて、チーム全体で試合の流れを変えられたと思います」

後半の反撃も及ばず聖カタリナ学園には83-92で敗れましたが、それも英明にとっては良い経験になっています。英明は昨年に引き続き下級生主体のチームで、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」でも多くの選手に経験を積ませることをテーマとし、1年生も試合で起用しています。 今の英明で試合に出ている3年生は富永選手と崎浜菜々海選手の2人のみ。富永選手は「スタメンは去年から変わっていませんが」としつつ、「ポイントガードが2年生なので、自分たち3年生2人がボールを運ぶのをサポートすることを意識しています。困った時には声を掛け合って、全員でやっていこうと話し合っています」と、最上級生として意識していることを語りました。

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像

富永選手は線は細くともフィジカルが強く、スピードを生かしたドライブやクイックリリースからの3ポイントシュートで得点を奪います。さらには「インターハイでシュート力が課題だったので、夏の間はシュートにこだわって練習してきました。素早いドライブから打つジャンプシュートが得意になってきました」と、この夏に身に着けた新しい武器を「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」の試合の中で試しています。

下級生主体のチームで富永選手と崎浜選手はリーダーシップを発揮し、プレーでも引っ張ることのできる頼れる選手であろうと日々努力しています。存在感ある2人の3年生が、英明を正しい方向へと導きます。

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