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U18日清食品リーグ

U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023 女子 大会レポート 「変わろうとしてきた」成果でチームがまとまる 大阪桐蔭(大阪府)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023
レポート

「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」女子には6チームが参加し、9月2日から12月3日までで1回戦総当たりのリーグ戦が行われました。 5戦全勝で優勝を飾ったのは大阪桐蔭(大阪府)でした。12月3日の最終戦は、京都両洋(京都府)との全勝対決。終盤まで一進一退の攻防となりましたが、最後の最後まで運動量を落とすことなくタフに戦い続けた大阪桐蔭が80-77で競り勝っています。

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 リーグ戦が始まった9月には、チームのメンタルが上向かずに市川藤乃ヘッドコーチが選手たちに厳しい言葉を投げかける場面もありました。全国の強豪と渡り合い、勝つためにはもっともっと自分たちが主体性を持ってバスケに取り組まなければいけない。「言われてやるのではなく、自分たちが変わらないと」という言葉は、そこからリーグ期間中を通してチームに浸透していきました。 「今はちょっと良くなってきているところですが、試行錯誤しながらやっている段階で、答えは分かりません。変わるのか変わらないのか、選手と一緒に成長していくしかありません」と、市川ヘッドコーチは優勝してもなお気を緩めません。

選手たちもその思いは同じです。キャプテンを務める北條瑚奈選手は「いろんなチームを見てきて、やっぱり一つになっているチームが強いし、学べるものは取り入れたいと思ってやってきました。全員が一つになるために練習中から声を出したり、そうやって変わろうとしてきたことが試合でも出せたと思います」と言います。 北條選手とともに3年生としてチームを引っ張る立場の片山朋子選手は「自分たちのバスケがあやふやで徹底できないところがありました。この3か月、いろんな試合を通して自分たちの弱みや足りない部分が出てきて、少しずつですけどチームがまとまることで改善できたと思います」と語ります。

各ポジションのリーダーが中心となって練習後に反省点を書き出し、翌日の練習前にそれを確認する。何を意識するのか話し合ってから練習を始めるなど、新しい取り組みを始めたことで、練習でも試合でも声が出ることが増え、チームはまとまっていきました。そうやって結束していく中で、2人には最上級生としてチームを引っ張るという決意を新たにしています。

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像

京都両洋は2位に終わりましたが、参加6チームで今夏のインターハイを唯一経験していないチームが、「優勝を狙って最後まで戦いたい」とチャレンジ精神を持って「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」に挑みました。6月の近畿大会で敗れた三田松聖(兵庫県)相手の勝利を含め、選手たちが得た自信と経験は大きなものでした。

公益財団法人日本バスケットボール協会は、2021年度に「U18日清食品 関東ブロックリーグ」を新設し、2022年度に「U18日清食品 トップリーグ」を新設するとともに、「U18日清食品ブロックリーグ」を関東、東海、中国、四国の4つへと拡大しました。2023年度は東北、北信越、近畿を増設して全国7ブロックでの開催に。今後も「U18日清食品ブロックリーグ」は、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指していきます。

U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023 女子 順位表
1位 5勝0敗 大阪桐蔭(大阪府)
2位 4勝1敗 京都両洋(京都府)
3位 2勝3敗 和歌山信愛(和歌山県)
4位 2勝3敗 奈良文化(奈良県)
5位 1勝4敗 県立草津東(滋賀県)
6位 1勝4敗 三田松聖(兵庫県)

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