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U18日清食品リーグ

U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023 男子 大会レポート リーグ戦を通じて高めたチーム力で最終戦を制す 京都精華学園(京都府)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023
レポート

「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」男子には6チームが参加し、9月2日から12月3日までで1回戦総当たりのリーグ戦が行われました。

最終日を前に、4戦全勝の阪南大学(大阪府)を3勝1敗の京都精華学園(京都府)と和歌山南陵(和歌山県)が追う展開に。しかも阪南大学と京都精華学園は直接対決を残していました。結果として京都精華学園が103-95でこの試合に勝利。和歌山南陵も勝利して3チームが4勝1敗で並びましたが、この3チームの対戦による得失点差により、京都精華学園の優勝が決まりました。


U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 この得失点差は、阪南大学が+6で京都精華学園は+7と、その差わずか1。京都精華学園は、阪南大学戦のラストプレーで得点を決めており、これが優勝を引き寄せました。京都精華学園の山崎翔一朗ヘッドコーチによれば「勝てば得失点差だとは分かっていましたが、細かい計算はしていませんでした。ただ勝つこと、最後まで正しいプレーをすることだけを考えていました」と明かします。リーグ戦を通じて意識していたのは、どの流れでどの選手の組み合わせを使うか、それぞれの組み合わせをどう強くしていくかでした。

山崎ヘッドコーチはそこでのチームの成長をこう語ります。「スカウティングが前提となる中で、ここをこうされた時にはこうする、という判断力や遂行力がすごく育成されました。選手にとっては成功体験を得られて、それがまた次に繋がっていく。すごくポジティブな機会になりました」


金井奏太キャプテンは大会で得た収穫を、2日目に和歌山南陵に負けたところでチームが崩れず、成長にフォーカスできたことだと言います。「目標を優勝に置いたのに2試合目で負けてしまって悔しかったです。でも、チームの課題を次の試合までになくそうと気持ちを切り替えることができて、その繰り返しで最終戦までチーム力を高めることができました」

金井キャプテンが今考えるのは、「U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023」のリーグ戦を通じて得た成長を今後も続けていくことです。「最後に阪南大学さんに勝てたのは良かったですが、良い流れになった時に自分たちの一つのミスで集中が切れてしまう課題が見つかったので、それは次の練習で改善していきます」


U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像

阪南大学は直接対決を落として優勝を逃す悔しい結果となりましたが、大会最終日を前に新チームに切り替わっていました。2人の留学生プレーヤーも下級生のチームにとって、タイトルが懸かった試合の緊張感を経験したことは、今後のチームの成長に生きるはずです。

公益財団法人日本バスケットボール協会は、2021年度に「U18日清食品 関東ブロックリーグ」を新設し、2022年度に「U18日清食品 トップリーグ」を新設するとともに、「U18日清食品ブロックリーグ」を関東、東海、中国、四国の4つへと拡大しました。2023年度は東北、北信越、近畿を増設して全国7ブロックでの開催に。今後も「U18日清食品ブロックリーグ」は、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指していきます。




U18日清食品 近畿ブロックリーグ2023 男子 順位表

1位 4勝1敗 京都精華学園(京都府)
2位 4勝1敗 阪南大学(大阪府)
3位 4勝1敗 和歌山南陵(和歌山県)
4位 2勝3敗 報徳学園(兵庫県)
5位 1勝4敗 光泉カトリック(滋賀県)
6位 0勝5敗 奈良育英(奈良県)

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