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U18日清食品リーグ

福田理乃「強いチームにも恐れずに」 県立城北(徳島県)

U18日清食品リーグ2023 大会レポート
U18日清食品 四国ブロックリーグ2023
レポート

徳島県2位で「U18日清食品 四国ブロックリーグ2023」に出場している県立城北(徳島県)の西山史恵ヘッドコーチは、今大会のテーマとして『四国のレベルを知る』を挙げています。 「ウチは経験のない選手が多い、県大会レベルでやってきたチームです。新チームになってからメインで試合に出ている3年生は1人だけで、1年生も試合で使っています。この大会で『四国のレベルはこれだけ高いんだ』と分かってもらい、『じゃあ、これぐらいやらなければいけない』と次につなげてほしいです」

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像 それでも試合に負けるのは気分のよいものではありません。サイズもスキルも相手が上回る状況で、激しくプレーし、相手よりも走ることで差を埋めようとしますが、試合が進むと今度はスタミナの差も出てきます。10月1日の県立岡豊戦では相手のエースを止められず、ディフェンスの意識がそこに集中すると他の選手にシュートを決められる悪循環に陥り、58-108で敗れました。 西山ヘッドコーチは「今は選手たちの気持ちがドンと落ちています。やられたらやり返すぐらいの気持ちの強さがまだないので、まずは気持ちの面が育ってくれたら」と言いますが、試合を重ねる中でその兆候は出てきているようです。

新チームになった県立城北を引っ張るのは、3年生の福田理乃選手です。身長174cmの高さを生かしたハイポストからのジャンプシュート、相手のターンオーバーから速攻を仕掛けたりと、オフェンスの中心を務めています。 福田選手は他県のトップチームとの対戦で手応えを感じつつも、もっともっとチームを引っ張らなければいけないと感じています。「個人的には1対1でシュートまで持っていけているので、そこは自信になっています。ただ、そこで私が決めきれなかったらチームは勝てないので、強いチームにも恐れずにもっと自分からアタックして点数を取りたいです」

U18日清食品 関東ブロックリーグレポート画像

川口選手にとっても、頼れる先輩である大上選手とのプレーはずっと願っていたことです。「新チームになって自分が引っ張る立場になって、ここまで先輩たちが引っ張ってくれていたことに初めて気づきました。今はガードの自分が何をするにも一番先頭に立って行動しようと決めてやっています」 そう力強く語る後輩の成長を、大上選手は頼もしく見ています。「空夏は最近になって本当にいろいろ変わりました。以前は全部自分でやるようなプレースタイルだったのですが、今は相手を見て考えて味方を生かすプレーをするようになりました。身体も強くなって小さくても当たり負けしていません」

新チームでバスケ部に残った3年生は福田選手ともう1人だけ。さらに福田選手はこれまでシューターとして試合に出ていましたが、今はチーム事情によりセンターとしてプレーしています。 「自分としては前が空いていたら3ポイントシュートを打ちたい気持ちもありますが、自分がアウトサイドでプレーしたらリバウンドが弱くなってしまうので、コートの状況を見ながら外で攻めたり中で攻めたりの駆け引きをしていますが、結構難しいです」福田選手はコンバートの難しさをそう語りますが、「ドライブもかなり練習したので、今はオールラウンドに攻められるようになりました」とこの機会をポジティブにとらえています。 「練習でやってきたことを、強いチームを相手にすべて出して、どんどんチャレンジしていきたい」と福田選手。四国のレベルを知り、そこにチャレンジしていく中で、県立城北は成長し続けています。

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