男女各8チームのU18世代トップチームが、世代最強の称号を目指す「U18日清食品トップリーグ2025」。ここではその出場選手の中から、必見の注目プレーヤーを紹介していく。第6弾は、夏のインターハイでそれぞれ大会3位の成績を残した男子・仙台大学附属明成、女子・岐阜女子から、それぞれ小田嶌秋斗と三宅香菜をピックアップ。
東北大会を制し、今夏のインターハイでも堂々の3位に輝いた仙台大学附属明成。その快進撃をけん引したのが、1年生時からスタメンを張る3年生ガード・小田嶌秋斗だ。
身長165cmと決して大きくはないが、コート上での存在感は抜群。ドライブやプルアップスリー、ジャンパーと多彩なオフェンススキルを持ち、持ち味のスピードを生かした速攻から瞬時の判断でキラーパスを繰り出す。アップテンポな展開を演出する、まさに仙台大学附属明成に欠かせない司令塔である。
さらに、そうした華やかなプレーだけでなく、「高校生らしく、一生懸命に」というチームの信念を体現する泥臭さも兼ね備える。「ディフェンス、リバウンド、ルーズボール。そこはもう絶対だと口酸っぱく言われてきました」と語る通り、体を張ってボールに飛び込み、足を使った粘り強いディフェンスや、巧みな駆け引きでスティールを奪う。
インターハイでも、その真価を発揮。特に大きな山場となった東山との準々決勝では、3ポイントシュート4本を含む30得点をたたき出しただけでなく、相手のエース・佐藤凪にディフェンスでしつこく食らい付き、相手留学生からリバウンドのボールを奪い取るなど、流れを引き寄せるプレーを随所に見せた。畠山俊樹コーチが求める「小さいからこそ、やらなければいけない当たり前のこと」を徹底して遂行したと言えるだろう。
「U18日清食品トップリーグ2025」には1年生のとき以来、2年ぶりの出場。9月7日(日)にはインターハイで敗れた鳥取城北とのリベンジマッチも控えており、小田嶌も雪辱の思いでプレーするはず。熱戦は必至だ。
今夏のインターハイ、日本航空北海道に敗れたものの、見事3位に入った岐阜女子。東海大会でエースガード・小松美羽が負傷離脱し、チームは苦しい状況に立たされていたが、その中で強い責任感を持ってチームをまとめ上げたのがキャプテン・三宅香菜だった。
下級生の頃から経験を積んできた三宅は、相手のディフェンスを見極めて的確に状況判断できる選手。無理な攻めに走ってミスをするのではなく、周囲を生かすアシストでチームに貢献しつつ、自身も3ポイントシュートやドライブで着実に得点を重ねる。コートに立つだけでチームの潤滑油となる存在であり、仲間への声かけなどリーダーシップも光る。
加えて、岐阜女子の強みであるディフェンス面でも、三宅は欠かせない。172cmでスモールフォワードを務める彼女は、スピードのあるガードにマッチアップすることもできれば、素早いヘルプでビッグマンへの守りもサポートできる。オフェンスのみならず、ディフェンスでの万能さも際立っている。
インターハイが地元・岡山で開催されたこともあり、三宅は「たくさんの人が応援してくれました」と周囲への感謝を口にしていた。今後もコートで全力を尽くし、その恩返しを誓う。「U18日清食品トップリーグ2025」には4年連続の出場となるが、まだ優勝経験はない。仲間の思いや夏の悔しさ、そして応援してくれる人々への感謝を胸に、悲願の初優勝を目指して全力のプレーを見せてくれるだろう。
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注目選手が出場する本大会は、開幕週(HAPPINESS ARENA)、第4週(豊田合成記念体育館 ENTRIO)、最終週(国立代々木競技場 第二体育館)の試合においてチケットを販売 (高校生以下は無料)し、その他の日程は事前にチケット申込 (無料) をいただくことで、どなたでもご観戦いただけます。なお、チケットはJBA LINE公式アカウントでお受付しますので、お友だち追加してチケットをご購入・お申込ください。
また、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう 「U18日清食品リーグ公式YouTube」 と、 「バスケットLIVE」 では全試合配信が決定しております。日本中を “沸かす” U18世代国内最高峰の戦いを放送・配信でもご観戦ください。
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