「U18日清食品ブロックリーグ」は今年、これまでの全国9ブロックごとの開催から8グループ制となり、他地域との公式戦機会および拮抗する試合の実現を図るため制度を改編しました。都道府県の代表枠に加えて、「チーム登録数枠」と「U18日清食品ブロックリーグ2024成績枠」で選出された出場チームは、男女とも各グループ8チームの計128チーム。男子では高校だけでなくB.LEAGUEクラブ U18チームも加わります。
グループHの男子は8月23日と24日、B.LEAGUE長崎ヴェルカの本拠地、HAPPINESS ARENAで開幕します。「U18日清食品トップリーグ2025」の開幕節と合わせる形で、県立川内、瓊浦、県立宮崎工業、東福岡の4チームが『夢のアリーナ』のコートに立ちます。
グループHの女子は9月6日と7日、明豊、鹿児島、県立佐賀北、大阪薫英女学院、県立石川、高知中央の6チームが大分県別府市の明豊高校体育館に集まって開幕を迎えます。
男子ではB.LEAGUE U18チームである琉球ゴールデンキングス U18が2年連続2回目の出場となります。昨年までチームを率いていた与那嶺翼ヘッドコーチが、トップチームのアシスタントコーチに就任。新たにU18の指揮を執るのは、京都ハンナリーズや富山グラウジーズなどB.LEAGUEチームを率いた経験が豊富な浜口炎コーチ。琉球はユースチームからトップチームに繋がる一貫した育成体制を強化すべく、このコーチ変更を行いました。
「U18日清食品 九州ブロックリーグ2024」の成績は5勝3敗の6位。これまで高校チームと練習試合をすることはあっても公式戦の機会はなく、特に留学生を擁する九州のトップチームと戦う経験がなかったところで、B.LEAGUE U18らしい高度な戦術を用いながらレベルの高い試合ができたことは、チームにとって大きなプラスとなりました。
昨年のチームでキャプテンを務めた佐取龍之介選手は、ユース育成特別枠として琉球トップチームでの経験も積んでいましたが、「U18日清食品ブロックリーグ」の試合を「留学生対策をすること自体が初めてでしたが、すごく楽しかったです」と語っていました。今シーズンからはU22登録で琉球トップチームの一員となる予定で、「U18日清食品ブロックリーグ」での経験をその後の成長に繋げています。
男子では東福岡、佐賀北、県立宮崎工業が「U18日清食品ブロックリーグ」初出場となります。また九州ブロック外からの参加となるのが阪南大学です。「U18日清食品 近畿ブロックリーグ」では一昨年が2位、昨年が3位と好成績を収めており、それを経験する今の3年生がどんな戦いぶりを見せてくれるかに注目です。
女子は九州と沖縄の6チームに加えて大阪府から大阪薫英女学院、高知県から高知中央が加わった8チームでリーグ戦を行います。これまで「U18日清食品トップリーグ」に出場していた大阪薫英女学院は全国屈指の強豪で、実績では飛び抜けていますが、残る7チームがその強豪にどんなバスケで挑むかが注目されます。
県立石川は昨年に続いて2年連続の出場。昨年大会は多くの下級生に公式戦出場のチャンスを与え、転校して来たばかりの留学生プレーヤー、ボリー アイダ ラソウル選手をチームに馴染ませるなど貴重な経験を積むことができました。そのラソウル選手は3年生として迎えた今夏のインターハイで、1回戦で20得点27リバウンド、2回戦で22得点20リバウンドと大活躍。今年の「U18日清食品ブロックリーグ」でも良い経験を積みたいところです。
筑紫女学園と鹿児島は「U18日清食品ブロックリーグ」初出場となります。鹿児島は夏のインターハイに3年ぶりの出場を果たすも1回戦負けを喫しました。エースの牧之瀬七葉選手を中心に、全国大会出場の経験をこのリーグ戦に持ち込み、チームにさらなる成長をもたらすことが期待されます。
「U18日清食品ブロックリーグ2025」では、トーナメント形式の大会とは異なる一定の試合数が確保された中で競技に取り組み、これまでとは異なる習慣を身につけ、試合に臨む準備を反復できる仕組みを構築することで、さらなる競技力の向上を目指しています。熱く戦う選手たちを、是非会場でご覧ください。
東福岡高等学校(福岡県)
県立佐賀北高等学校(佐賀県)
瓊浦高等学校(長崎県)
県立宮崎工業高等学校(宮崎県)
県立川内高等学校(鹿児島県)
琉球ゴールデンキングス U18(沖縄県)
阪南大学高等学校(大阪府)
米子松蔭高等学校(鳥取県)
筑紫女学園高等学校(福岡県)
県立佐賀北高等学校(佐賀県)
県立熊本商業高等学校(熊本県)
明豊高等学校(大分県)
鹿児島高等学校(鹿児島県)
県立石川高等学校(沖縄県)
大阪薫英女学院高等学校(大阪府)
高知中央高等学校(高知県)
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