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U18日清食品リーグ

永友海翔「負けた時の気持ちは忘れず、しっかり切り替えて」 県立宮崎工業(宮崎県)

レポート
U18日清食品ブロックリーグ2025 グループH

「U18日清食品ブロックリーグ2025」初出場の県立宮崎工業は、8月23日の開幕戦で東福岡(福岡県)に73-55、翌24日には県立川内(鹿児島県)に84-37と2連勝を収めました。初戦は雰囲気に飲まれてしまった部分もありましたが、2日目には動きが見違えて良くなり、時任祐輔コーチが「インターハイに負けた後にチームで高めていこうと話し合ったディフェンスとリバウンドを、全員で表現することができました」と合格点を与えるパフォーマンスとなりました。

県立宮崎工業は最も身長の高い選手でも180cmそこそことサイズのないチームで、全員で守って全員で攻めるバスケを目指しています。『堅守速攻』はどのチームも掲げるスタイルですが、県立川内との試合で彼らが見せたのは、ブリッツやオールコートプレスなど様々な仕掛けを次々と繰り出す『攻めのディフェンス』でした。

「ディフェンスは頑張れば誰でもできます。そうマインドセットして、『頑張れば誰でもできること』を徹底してやり続けています」と時任コーチは言います。今はそのスタイルが定着し、ルーズボールに飛び込んだり速攻で走るプレーにまで良い影響が出始めています。

東福岡と県立川内との2試合で、攻守に印象的な活躍を見せたのが永友海翔選手です。『攻めのディフェンス』を体現するとともに、オフェンスに転じれば果敢なドライブで得点を狙うだけでなく、キックアウトから3ポイントシュートのアシストも数多く記録しました。2年生でも周囲に遠慮しないアグレッシブな姿勢を、永友選手は「良くない雰囲気になった時には自分が行く、という気持ちでやっていました」と語ります。

その気持ちを持つに至るには、ある『事件』がありました。昨年のウインターカップ宮崎県予選の決勝、1点リードの残り22秒のポゼッションで永友選手のターンオーバーから逆転負けを喫したのです。立ち直るのが辛いミスでしたが、その時に永友選手にボールを託した3年生が着けていた背番号8を受け継ぐことになり、「もうやるしかない」と覚悟を決めました。

「負けた時の気持ちは忘れず、しっかり切り替えて」というマインドで、永友選手は精神的に大きく成長し、2年生ながら攻守を引っ張る選手となりました。

激しいプレッシャーを仕掛ける中で、フットワークは使っても手は使わずに簡単にファウルをしない粘り強いディフェンスは、県立宮崎工業の大きな特長です。これは永友選手曰く、インターハイの負けから得た収穫です。「中部大学第一(愛知県)との対戦で、サイズがある相手に手でいってファウルを取られ、簡単な得点を与えてしまいました。インターハイが終わってから相手のシリンダーの外でしっかり止まることを意識して練習してきた成果が出せました。僕たちはディフェンスのチームです。すべてのポゼッションでしっかり守る、それが毎試合できたらチームとして大きな成長になります」

開幕からの2試合が行われたのは、B.LEAGUE長崎ヴェルカの本拠地、HAPPINESS ARENAです。『夢のアリーナ』でプレーしたことで、永友選手には新たな目標が生まれました。「Bリーグのすごい会場でプレーできて、最初は緊張したんですけど、そこに上手くアジャストすることができました。こういう舞台で今後もプレーしたいです」

そう語る永友選手は、「U18日清食品ブロックリーグ2025」優勝をあらためて目標に据えました。「毎試合で成長しながら自分たちのバスケで全勝して、来年の『U18日清食品トップリーグ』に出られるよう頑張ります」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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