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U18日清食品リーグ

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幡出麗実「圧勝して勝っていきたい」大阪薫英女学院(大阪府)

レポート
U18日清食品ブロックリーグ2025 グループH

大会創設から3年連続で「U18日清食品トップリーグ」に出場していた大阪薫英女学院(大阪府)は、今年初めて「U18日清食品ブロックリーグ」に回ることになりました。安藤香織コーチは「分かっていたことなので、U18日清食品トップリーグで戦えないのは仕方ありません。出場するからには意義のあるリーグ戦にしたい」と、意気込みを新たに開幕を迎えました。

チームが掲げたテーマは全員の成長です。U18日清食品トップリーグでは勝つことを優先して出場する選手を固定しがちでしたが、U18日清食品ブロックリーグではチームの底上げを図りつつ、『圧倒的に勝つ』ことを目指します。9月6日に迎えた初戦では明豊(大分県)に100-55、翌7日には高知中央(高知県)に92-50と、連日の大勝を収めました。

明豊にはアグレッシブなディフェンスとホームの観客の後押し、高知中央には留学生のイファンイ フェイボー ンゴジ選手の190cmの高さとパワーがあり、ティップオフから自分たちの強みを出してくる相手の勢いに序盤はてこずりましたが、それらのプレースタイルにすぐにアジャストして押し返す強さを発揮。「相手が立ち上がりに思い切り良くやってくるのは分かっていました。幡出麗実、三輪美良々、松本璃音といった経験ある選手がしっかり軸になって、慌てず自分たちのバスケに集中してくれました」と安藤コーチは勝因を語ります。

そこで名前の挙がった一人、キャプテンの幡出選手は「U18日清食品トップリーグに出られない悔しい気持ちはありましたが、ここで勝っていけば来年の出場に繋がるので、特に私たちが3年生らしいプレーで引っ張って、圧勝して勝っていきたいです」と語ります。

チームの底上げがテーマではありますが、下級生のサポートはそれほど必要ないと幡出選手は考えています。「1、2年生もインターハイで試合に出たり場数は踏んでいて、他のチームよりも経験はあるし、能力が高いのでプレーの面で不安はありません。下級生に何かやってあげようというより、スタートの5人が責任を持ってゲームを作れば、その流れに乗って思い切り良くプレーしてくれると思っています」

6月の近畿ブロック大会では、決勝で京都精華学園(京都府)と延長にもつれる3点差の激闘を演じています。7月のインターハイでは優勝した桜花学園(愛知県)を最も苦しめたのが、3回戦で対戦した自分たちで、U18日清食品ブロックリーグに回ったとはいえ今年のチームも十分な力を持っていると自負しています。

ライバルたちはU18日清食品トップリーグで経験を積み、また強くなるでしょう。大阪薫英女学院はこのリーグ戦を戦いながら、それ以上に強くなるつもりです。「いつも見てくださる方々は『大阪薫英はいつも良いところまで行くんだけどな』というイメージを持っていると思います。本当にその通りで、良いところで勝ち切れないのが自分たちの弱さです」と幡出選手は話します。

「U18日清食品トップリーグに出場しているチームはレベルの高いところで競い合っていますが、自分たちもインターハイで明確になった課題を、練習とリーグ戦を通じて細部まで改善していきます。今のチームには特長とか強みを持った選手がたくさんいます。このU18日清食品ブロックリーグで経験を積んで、一人ひとりが自分の役割や持ち味をもっと発揮できるようになれば、勝ち切れるチームになれます」

安藤コーチも、ここで得た経験をこの先、そのまた先へと繋げていくつもりです。「このリーグ戦を戦いながら、まずは激戦の大阪をまずは勝って3年生が最後のウインターカップを最高の形で迎えられるように。下級生はウインターカップの先に新人戦、新人近畿、そしてU18日清食品トップリーグへの出場をかけた戦いがあります。また来年は大阪インターハイで、そこはやはり勝ちたい気持ちが強いです。そのためにもこのU18日清食品ブロックリーグで、チーム力を大きく高めていきたいです」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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