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U18日清食品リーグ

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U18日清食品ブロックリーグ2025 グループH 女子 レポート
大阪薫英女学院(大阪府)は「圧勝で優勝」を有言実行

「U18日清食品リーグ」の創設から「U18日清食品トップリーグ」に出場し続けていた大阪薫英女学院(大阪府)は、今年初めて「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループH」に出場しました。チームの目標は全試合で圧勝して優勝すること。その通り、7戦全勝での優勝を決めました。

キャプテンを務める幡出麗実選手は「今年は『U18日清食品トップリーグ2025』に出られない悔しさがあり、ここでは優勝を大前提として、入替戦を視野に入れて挑みました。まずは無事に全勝優勝することができて良かったです」と言い、こう続けます。「今までは大事な場面でコートに立てる選手が少なかったですが、今年はいろいろな強みを持った選手がたくさんいます。この大会を通していろいろな選手が試合に絡めるようなりました」

それは、来年3月に行われる「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」までを見据えて、下級生の強化にも注力したことを意味します。安藤香織コーチは「今回、3年生は後輩たちが『U18日清食品トップリーグ』に戻ることを目標にして、下級生も来年のことを考えて高い意識で戦えたので、すごく良い経験になりました」と語ります。

「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループH」は九州のチームが中心で、大阪薫英女学院と対戦する機会は滅多にありません。多くのチームが大阪薫英女学院との対戦を楽しみにし、その胸を借りるつもりで、リスペクトしながらも恐れることなく果敢に立ち向かう姿勢を見せました。

あるチームはいつもより会場入りの時間を早め、大阪薫英女学院の到着を出迎えました。またあるチームはウインターカップの県予選で敗れましたが、3年生が「大阪薫英女学院を相手に自分たちの力を試したい」と引退せず、リーグ戦を最後まで戦い抜きました。安藤コーチはライバルチームのその姿勢を受け入れ、リスペクトを返す形で主力には全力でプレーさせ、容赦なく大量リードを奪い、そして下級生にも主力と変わらぬプレー強度を求めつつ、実戦経験を積ませました。

「九州に来る機会はあまりありませんが、多くの方が試合を見に来てくださり、若い指導者の方が『薫英にあこがれています』と伝えてくださいました。私たちの試合を見てくれて純粋にうれしいですし、チームにとってもすごく励みになり、ありがたかったです」と、安藤コーチはその感動を語りました。

幡出選手も「自分たちはあこがれてもらえる立場にあるんだなと、あらためて実感しました」と語った一方で、その難しさがあったと言います。「だからこそ、相手は思いきり全力で挑みかかってきます。私たちはその勢いに対して受け身になるのではなく、日本一を目指している以上はここで圧勝しなければならないと思いながら戦いました」

7戦全勝の大阪薫英女学院に続き、県立石川(沖縄県)が6勝1敗で準優勝となりました。また、昨年の「U18日清食品九州ブロックリーグ2024」では1勝6敗で最下位だった県立熊本商業が5勝2敗で3位へとステップアップ。今大会では3年生を含めたチーム全員で最後まで戦い抜き、チームの集大成を披露しました。県立佐賀北(佐賀県)と筑紫女学園(福岡県)は1勝6敗の最下位に終わりましたが、下級生が貴重なプレー経験を積み、飛躍への準備を進めています。

今年の「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループH」では、各チームがお互いをリスペクトしながら果敢な勝負を繰り広げ、勝敗だけでは測れない経験を積むことができました。今後、それぞれのチームがこの経験をどのように生かすのかが楽しみです。

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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