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U18日清食品リーグ

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U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB 男子 レポート
「チームの一体感が高まった」駒澤大学附属苫小牧(北海道)

駒澤大学附属苫小牧(北海道)は、昨年に初開催となった「U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024」を全勝で優勝しています。今年は大会方式に変更があり、関東ブロックのチームが中心のグループBを戦うことになりました。

去年は北海道ブロック内だけでしたが、今年はすべて道外のチームとの対戦。しかも、1試合を除いてすべて関東でのアウェーゲームでした。去年の大会も、勝ち負けに関係なく試合数が保証されているリーグ戦のメリットを最大限に生かすべく、多くの選手に出場機会を与える選択をした田島範人コーチは、試合数が4から7に増えた今年のも同じアプローチで戦いました。

「普段プレータイムの多くない選手を使うなら緊張感のある状況が望ましく、このリーグ戦はそれが可能です。それで1敗してしまったのは失敗ですが、仕方ないこと」と語る田島コーチは、このリーグ戦のおかげで46人いる部員のうち試合に絡める人数が大幅に増えたメリットの大きさを実感しています。

「試合のたびに15人のメンバーを選べるので、毎週のようにエントリーの発表があります。入れるか入れないかのライン上にいる選手にはすごく張り合いが出ました。また、練習を頑張ることで選手はプレータイムをもらえますが、実際に試合に出ると頑張るのは当たり前で、それだけでなく自分の武器となるスキルが欲しい、戦術理解がもっと必要だと気付きます。それを実際の試合で理解できるのは本当に良いことです」

去年、2年生ながら主力を務めた宮森昊太選手とオラヨリ マーベラス オルワトヨシ選手のピック&ロールは今年のチームでも大きな武器ですが、駒澤大学附属苫小牧はあえてこのツーメンゲームに頼らず、ボールシェアとパス&カットのバスケに取り組んできました。

キャプテンを務める菅野幸志選手は、そのスタイルをこう説明します。「今年のチームはサイズがないので、コートの中を動き回って、フリーランスなバスケで相手を休ませない中で昊太とマーベラスのピックを生かすのが狙いです。そこに3ポイントシュートや隙を突くドライブを織り交ぜて、相手に的を絞らせないオフェンスを目指しています」

菅野選手はインターハイの八王子学園八王子(東京都)戦で3ポイントシュート7本を決めたシューターですが、このリーグ戦ではプレーの幅を広げる挑戦に取り組みました。「八王子戦で決めたのは全部キャッチ&シュートで、味方頼りな部分がありました。だからボールをもらって打つだけじゃなく、ドライブで切り込んだり、僕が仲間のシュートを演出するようなプレーを意識しました」

グループBには千葉ジェッツ、サンロッカーズ渋谷、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとB.LEAGUE U18の3チームがいて、そのディフェンスを相手に新しい自分のプレーを試すことで多くの学びを得られたと菅野選手は言います。「B.LEAGUE ユースのディフェンスの圧力は半端じゃなく、その相手にドライブが通用するのかを試しました。正直、反省の方が多かったですが、通用する部分もありましたし、通用しないプレーは練習で潰せばいいし、夏よりもずっと自信を持てるようになりました」

神奈川県出身の菅野選手自身にとっては、関東への遠征はさほど特別だったわけではありませんが、チームにとって「U18日清食品ブロックリーグ2025」の遠征は、オンコートに留まらない収穫があったそうです。

「どうしても活動が道内で孤立しがちなので、今回たくさん遠征できたのはすごく良かったです。多くの1、2年生と移動して宿泊して試合をして、たとえば1年生の新しい一面を知ることができたり、チームの一体感が高まったというか、まあ仲良くなれました(笑)」

来年3月には「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」を戦います。菅野選手たち3年生はプレーしませんが、後輩たちの背中を力強く押すつもりです。

「U18日清食品トップリーグのチームとはそもそも役者が違いますが、ウチは駒澤らしくチャレンジャーとして、華やかなプレーに泥臭いプレーで対抗してほしい。粘って粘って食らい付いて、そういう姿勢でぶつかれば良いゲームができるし、勝機を見いだせると思います」

「U18日清食品ブロックリーグ2025」 会場での観戦情報

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