3月15日(日)、東洋大学赤羽台キャンパス HELSPO HUB-3アリーナ(東京都北区)で、初開催された「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」。本日のBコート第3試合では、福岡第一(福岡県)と、前日の1回戦で県立宮崎工業(宮崎県)を下した藤枝明誠(静岡県)が顔を合わせました。
2年ぶりの「U18日清食品トップリーグ」復帰を目指す藤枝明誠に対して、「U18日清食品トップリーグ」初年度(2022年)王者の福岡第一は、第1回大会から一度も逃さず連続出場してきたチーム。プライドを懸け、負けられない一戦に挑みました。
試合は序盤から、なかなか点差の離れない展開となりました。守り合いのロースコアゲームが続く中、福岡第一は#16 ソップ・ハンソン選手(2年/197cm)の得点でリードしますが、藤枝明誠も大きくは離されずに食らい付きます。第2クォーター、前から激しいディフェンスを仕掛けて相手のターンオーバーを誘った福岡第一が23-13と10点リードに成功。ただ、藤枝明誠のシックスマン#26 山城空楽選手(2年/cm)に3Pシュートやバスケットカウントを許し、同点に追い付かれます。
第3クォーター、#26 山城選手の奮闘で勢いに乗った藤枝明誠は、#13 渡邊聖選手(2年/180cm)の得点で一時9点差まで先行します。対する福岡第一も、相手のゾーンディフェンスに対して要所で#00 田中 柚稀選手(2年/174cm)や#22 卓承賢選手(2年/181cm)が3ポイントシュートを決めて対抗。#76 南里明玲選手(2年/177cm)の連続得点で逆転し、福岡第一の1点リードで最終クォーターに入りました。すると福岡第一はここからさらにディフェンスの圧を強め、このクォーターの開始4分半を無失点に抑えます。
この間、#76 南里選手が得点面で活躍を見せ、福岡第一が残り7分を切って9点リード。このまま福岡第一が試合を優位に進めるかと思われましたが、クォーター後半から流れが一転します。内外角からシュートを決めてくる藤枝明誠に反撃を許し、「受け身に回ってしまった」(#76 南里選手)という福岡第一。藤枝明誠はクラッチタイムに強いエースの#13 渡邊選手が、残り1分25秒で同点の、残り24秒に逆転の3ポイントシュートをそれぞれ決めて勝負あり。62‐59の逆転勝利で、「U18日清食品トップリーグ2026」の出場権を獲得しました。
逆転負けを喫し、2022年の第1回大会から続いてきたU18日清食品トップリーグの連続出場を逃す形となった福岡第一。前年度のチームが控え選手も含めてほとんど3年生だったため、今年は一気に経験が浅くなりました。ただ、試合になかなか出られなかったとはいえ、新3年生になる学年は過去2年間、厳しい練習を乗り越えてきたメンバー。この試合も、福岡第一らしい激しいプレッシャーディフェンスを要所で見せ、藤枝明誠の#13 渡邊選手も「(ディフェンスの圧の強さは)分かっていたことなのですが、いざコートで対峙すると『こんなに強いんだ』という感覚がありました」と話していました。
それでも、勝負の世界は時に残酷なもの。僅か3点の差で、両チームの明暗ははっきりと分かれました。試合後、福岡第一の選手たちはフロアを出たところで膝をついてうなだれ、その目には悔し涙が光りました。#7 南里選手は「新チームになってから、今日が一番大事な試合だとチーム内で話し合っていました。一人一人がもっと強くならないと、チームも強くならないという話をして、個人練習への取り組みにも、より力を入れてきたんです。でも負けた今は、『もっとこうしていたら』という後悔しかありません」と言葉を絞り出します。

#7 南里選手は佐賀県の昭栄中時代、エースとして全国大会で活躍を見せましたが、高校では過去2年間、なかなか出場機会を得られなかった選手の一人です。その間は「大事な場面でのプレーの選択、状況判断が全然できていなかったと思います」と課題に向き合いながら、厳しいチーム内競争の中で自らの成長を追い求めてきました。だからこそ「経験がない分、1試合1試合を大事にしたい」と、最後の1年に懸ける思いは相当なもの。今後に向けて「今日は大事なところでミスをしてしまったので、ターンオーバーをなくして、ディフェンスでも、今日みたいに相手に3ポイントシュートを決められないように。こんな負け方を二度としないようにしたいです」と再起を誓っていました。
U18日清食品トップリーグ2026の出場を逃した悔しさは大きなものですが、新シーズンはまだ始まったばかり。この「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」の経験、悔しさが、必ずやこの先チームが成長するための大きな糧となるはずです。
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「U18日清食品トップリーグ2026」への出場権を懸けた本大会、熱気あふれる会場の模様をより多くの皆様にお届けできるよう、「U18日清食品リーグ公式YouTube」 と 「バスケットLIVE」 での全試合LIVE配信、「ABEMA」でも一部試合の生中継と全試合のハイライト配信がございます。
会場や視聴での観戦を通じて、沸騰必至の入替戦にご注目ください。
「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」 放送・配信情報
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