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U18日清食品リーグ

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「待ちに待った『U18日清食品トップリーグ2024』デビュー戦」
八王子学園八王子 #12 十返翔里

レポート
U18日清食品トップリーグ2024

八王子学園八王子(東京都)と福岡大学附属大濠(福岡県)の対戦となった9月21日の「U18日清食品トップリーグ2024」第4試合は、#12 十返翔里選手(八王子学園八王子3年/192cm)にとって、「U18日清食品トップリーグ」のデビュー戦となりました。

今大会が初出場となる八王子学園八王子は、アリーナ立川立飛で行われた開志国際(新潟県)戦と藤枝明誠(静岡県)戦を1勝1敗で終え、福岡大学附属大濠との3戦目を迎えていました。先の2試合はヨルダン・アンマンで開催されていた「FIBA U18 アジアカップ 2024」と日程が重なっていたため、そのメンバーに選出されていた十返選手は欠場。

それだけに、試合後に「U18日清食品トップリーグ2024」の感想を尋ねると、「アジアカップに出ているときも配信で試合を見ていて、今日という日を待ちに待っていたというか。会場アナウンスなども入って、得点を決めた後などにも名前をコールされるのでアドレナリンも出ますし、それは自分のモチベーションの一つでもありました」と満面の笑みで答えてくれました。

試合は序盤、福岡大学附属大濠がリードする展開で推移し、八王子学園八王子は4点のビハインドで第1クォーターを終えます。第2クォーターを迎えると、十返選手が自慢のスコアリングスキルで八王子学園八王子のオフェンスをけん引。残り8分17秒には相手のシュートを完璧なタイミングでブロックし、そのままワンマン速攻を成功したかと思えば、次のポゼッションではプルアップスリーをヒット。40-36と八王子学園八王子にリードをもたらして前半を終え、自身も同時点で14得点を記録しました。

後半は、八王子学園八王子が十返選手のジャンパーや#7 平原侑真選手(3年/185cm)の3ポイントシュート、#0 ニャン セハ セダト選手(1年/203cm)のインサイドで得点すれば、福岡大学附属大濠は#13 湧川裕斗選手(3年/181cm)の連続3ポイントシュートや#8 渡邉伶音選手(3年/206cm)の得点で応戦するなど一進一退の攻防。第3クォーターを終えて57-53で八王子学園八王子がリードしていました。

しかし、第4クォーター中盤からスパートした福岡大学附属大濠が一気に点差を引き離し、最後は逃げ切られる形で最終スコアは71-74。十返選手もフェイスガードで徹底マークされた試合終盤はなかなか得点に絡むことができず、トータル25得点は記録したものの「フェイスガードされてからなかなかボールがもらえませんでした。もらう前のワンクッションをどうするかを考えていかなければいけません」と課題を口にしていました。

待ちわびた「U18日清食品トップリーグ2024」デビュー戦はほろ苦いものとなりましたが、プレー以外で印象的だったことの一つが、十返選手自身がハドルを組んでチームメイトと積極的にコミュニケーションを取っていたこと。元々そこまで意見を発するタイプではなかったそうですが、「特に今年からコミュニケーションが大事だという話をしていて、先生たちも練習中から選手たちで話す時間を多く作ってくれています。僕はエースという立場もありますが、今年はキャプテンという立場でもあるので、コミュニケーションを取ることを特に意識しています」と十返選手。

自身が欠場していた2戦も配信で仲間の活躍を追い、特に平原選手とは試合後に電話でコミュニケーションも取っていたそう。「僕がいないときは平原が得点の要になるので、もっと周りに自分の意見を言っていいと思うんです。でも、彼はまだそこをあまり言えていないと思うので『お前がもっと自分の意見を言っていけばチームが良くなる』という話をしました。それに、アジアカップの最中に平原が『翔里のためにも』という話をしてくれている記事を見て少しウルっときましたし、僕も頑張らないといけないなと思えました」

チームのことを第一に考え、エーススコアラーから大黒柱へと成長している十返選手。今後の「U18日清食品トップリーグ2024」でどんなプレーを、そしてどんなリーダーシップを見せてくれるのか楽しみです。

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