• 日清食品
  • カップヌードル

U18日清食品リーグ

「自分たちがチームを勝たせる」
福岡第一 #33 宮本聡選手 #35宮本耀選手

レポート
U18日清食品トップリーグ2024

9月28日(土)、下呂交流会館アクティブ温アリーナにて「U18日清食品トップリーグ2024」が開催され、福岡第一(福岡県)と八王子学園八王子(東京都)が対戦。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)3位の福岡第一に対し、前の週、東山(京都府)を1点差で下して勢いに乗る八王子学園八王子がどのような戦いを繰り広げるか注目が集まりました。

福岡第一はキャプテンの#77 八田滉仁選手(3年/178cm)がケガで欠場となり、代わりに高い身体能力を誇る#42 長岡大杜選手(2年/178cm)をスタメンに抜てき。#33 宮本聡選手(2年/168cm)、#35 宮本耀選手(2年/168cm)、#10 宇田ザイオン選手(3年/184cm)とともに、福岡第一らしいスピーディーな展開を演出しました。
 
激しいディフェンスを仕掛け、開始7分で17-10と福岡第一がリード。その後も宮本耀選手が積極的にシュートを狙ってオフェンスを引っ張ります。ただ、八王子学園八王子も#12 十返翔里選手(3年/192cm)のドライブや#6 照井昇太朗選手(2年/173cm)の3ポイントシュートで対抗し、大きくは離されません。6点差で入った第2クォーターには、#8 ンジャイ パプ ンデリ セク選手(2年/206cm)のゴール下、十返選手のフリースロー、照井選手の3ポイントシュートで逆転。そこからは一進一退が続き、福岡第一は#21 石井一輝選手(3年/190cm)が3本の3ポイントシュートを決めて再逆転しますが、フリースローをなかなか決め切れず、流れは再び八王子学園八王子へ。結局、八王子学園八王子の1点リードで前半を終えました。

勝負どころとなったのが第3クォーター。福岡第一はゾーンディフェンスをなかなか攻略できずにいましたが、激しいディフェンスから走って流れをつかみます。さらに、八王子学園八王子の十返選手が4ファウルでベンチに下がった隙に、宮本聡選手のバスケットカウントや長岡選手のドライブで連続得点。
 
好調の宮本聡選手が速攻、3ポイントシュートまで決めてのけ、福岡第一が短い間に14-0のランに成功しました。69-57と12点リードで第4クォーターに入ると、その後も10点前後の点差をキープ。最後はベンチメンバーもコートに送り出し、86-73で試合終了となりました。

これが今大会の2試合目だった福岡第一にとって、初の白星獲得となりました。試合後、宮本耀選手は「前回の福岡大学附属大濠戦は自分たちのせいで負けてしまって、それが本当に悔しくて…。そこから八王子学園八王子戦までは2週間あったんですけど、死ぬ気でやろうと思って練習してきました。自分のいらないミスが出たり苦しい時間帯があったりしましたが、勝つことができて良かったです」と喜びを語ります。

宮本兄弟は、これまで主に兄の聡選手がポイントガードとしてゲームメイクを、弟の耀選手がシューティングガードとして得点面を担ってきました。しかし「僕たちが両方、ポイントガードもできるし点も取れるという選手になることが、一番相手にとっても厄介だと思います」と聡選手。これまでと違い、今大会はより耀選手がゲームメイクを、聡選手がスコアリングを意識してプレーしています。耀選手いわく「まだまだポイントガードとしての経験が足りてないので、ミスが多かったりアシストも伸びなかったり、課題がたくさんあります」と苦労しているようですが、それぞれ慣れない役割を経験して足りない部分を伸ばすことができれば、ますます止め難い最強の2ガードとなるはずです。

そして兄弟2人ともに口をそろえる目標が、「チームを勝たせられる選手になる」ということ。聡選手が「僕たちは2年生ですが、そういうことは関係なく、『今年、自分たちがチームを勝たせるんだ』という気持ちでプレーしています。そのためにもっと成長しなければいけないです」と語れば、耀選手も「自分たちが成長して、残り5試合を全部勝ってチームを優勝に導きたいです」と続きます。強い覚悟を胸に戦う彼ら2人の成長に、これからも注目していきたいところです。

フォトギャラリー

U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー
U18日清食品トップリーグ フォトギャラリー

この記事をシェアする

レポート一覧へ戻る