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U18日清食品リーグ

「3年生の意地を持って、自分にできることをやる」
大阪薫英女学院 #8 岩井萌

レポート
U18日清食品トップリーグ2024

10月5日(土)、飯塚市総合体育館(福岡県飯塚市)で「U18日清食品トップリーグ2024」が開催されました。女子の第2試合は、大阪薫英女学院(大阪府)vs.岐阜女子(岐阜県)。どちらも下級生主体ですが、伝統あるチーム同士、互いに激しくディフェンスを仕掛け合うハイレベルな戦いとなりました。

振り返れば、試合のポイントとなったのが第1クォーターです。先制点は岐阜女子#10 小松美羽選手(2年/163cm)の3ポイントシュート。大阪薫英女学院も#6 的場梨緒選手(2年/174cm)のフリースローなどで対抗しますが、なかなか岐阜女子の堅いディフェンスを突き崩せません。大阪薫英女学院・安藤香織コーチが「岐阜女子さんは体が強く、ディフェンスで体を当てられ、パスの出どころを抑えられてしまいました」と反省を述べるように、序盤はフィジカルの差に面食らう形に。控えの3年生、#8 岩井萌選手(3年/161cm)が果敢に攻めて食らい付いたものの、最初のクォーターで10-19と9点差を付けられました。

第2クォーターは、一進一退の中で点差が動きません。結局、このクォーターは守り合いとなり10-10の同点で、第3クォーターも岐阜女子が先行する展開が続きました。大阪薫英女学院は中を固めたディフェンスで岐阜女子のドライブを抑え、#11 杉山もも選手(1年/154cm)の3ポイントシュートで29-33と一時は4点差に迫りますが、岐阜女子#5 安藤美優選手(3年/171cm)に3ポイントシュートを決め返され、あと一歩が追い付けません。

29-39で入った最終クォーター、高い位置から激しいディフェンスを仕掛けたものの、冷静に対処した岐阜女子に最後は突き放され、37-51で試合終了となりました。

序盤の点差が最後まで響き、悔しい敗戦となった大阪薫英女学院。ただ、苦しい時間帯で強気に攻めていたのが、シックススマンの岩井選手です。「ガードは試合を動かす一番大事なポジションだと思いますし、責任感を持って試合の流れを変えることを意識しています。特に自分は体の強さを生かして、ドライブや3ポイントシュートで点を取ることが仕事です」と自身の役目について語るように、アグレッシブなプレーで仲間を勇気付けました。

また、「メンバーに入っている3年生が少なく、今年はスタメンがみんな1、2年生です。スタートで出るガードも1年生(杉山選手)で、もちろん信頼して託していますが、自分が控えからそれを支えられたらと。任せきりになるのではなく、3年生の意地を持って自分にできることをやろうと思っています」とも話し、上級生としての責務も強く意識しているようです。

そんな岩井選手は、愛媛県の強豪・勝山中学校出身。「自分から大阪薫英女学院に行きたいと思ってビデオを送り、入学できることになりました。勝山中から薫英に進むのは初ですし、確か四国から行くのも初なので、自分が愛媛県や四国を代表して結果を残したいと思っています」と強い覚悟を語ります。なお、男子では美濃加茂高の藤田大輝選手、深見響敏選手が同じ勝山中学校出身の同級生で、「全国で準優勝して、すごいなと思いました。自分も頑張りたいです」とのこと。下級生を支える3年生として、そして地元・四国を代表する選手として、強い覚悟を胸に岩井選手はこれからも「U18日清食品トップリーグ2024」で奮闘を続けます。

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