「40分間集中してやり切ることが勝ちにつながる」
京都両洋 #7 木谷夢菜
10月6日(日)、福岡県の飯塚市総合体育館にて、「U18日清食品トップリーグ2024」が開催されました。第1試合は京都両洋vs東海大学付属福岡。ともにここまで1勝4敗と負けが先行しているものの、京都両洋は大阪薫英女学院に勝利、また僅差の接戦での敗戦が多く、インターハイ女王の京都精華学園とは67 – 69と2点差で金星を逃しています。一方の東海大学付属福岡は岐阜女子に勝利、京都精華学園に42-46と4点差の敗戦。両チームとも実力はありながらも勝ち星に恵まれていないだけに、この対戦は何としても勝利したい試合となりました。
京都両洋は「U18日清食品トップリーグ2024」で#8 谷口心綾選手(3年/172cm)を初めてスターターに起用。その谷口選手の得点で試合が動き始めます。東海大学付属福岡は3ポイントシュートで応戦すると、インサイド、ディフェンスからのブレイクなどそれぞれの持ち味を出しながら互角の戦いを繰り広げます。1クォーターは21-19と東海大学付属福岡が1ゴールのリードで終えます。
2クォーターもすぐに追い付いた京都両洋が#7 木谷夢菜選手、#69 廣浦杏選手(3年/165cm)の連続3ポイントシュートなどでリードを広げそうになると、東海大学付属福岡はディフェンスを仕掛けてリードを奪い返し、互いに譲らない攻防が続きます。37-37の同点で折り返した試合、3クォーターの終盤に東海大学付属福岡が#10 浜口ゆず選手(2年/170cm)の連続3ポイントシュートを皮切りに12-0のランを見せ、56-46とリードを奪い最終クォーターへ。
京都両洋は木谷選手のフリースロー、3ポイントシュートなどで詰め寄りますが、東海大学付属福岡も#7 豊田麻莉選手(1年/160cm)のドライブなどで流れを取り返します。京都両洋も最後まで食らい付きましたが、東海大学付属福岡は集中力を切らさず、ペナルティで得たフリースローを確率良く決めて75-65と、第3クォーターで得たリードを守り切って勝利をつかみました。
惜しくも勝利を手繰り寄せられなかった京都両洋の木谷選手は「後半、流れが悪くなったときに自分たちのもろさが出てしまいました。自分はキャプテンであり、エースでもあるので、流れの悪いときにこそ自分が踏ん張らなければならなかったのですが…」と振り返り、チーム最多の14得点をあげたものの「決められるシュートをポロポロと落としてしまいました」と反省を口にします。
「東海大学付属福岡さんは最後までシュートを決め切りましたが、私たちはそれができませんでした。強度の高い試合で、40分間走り切り、シュートを決め切り、ルーズボールなど一つ一つのプレーをしつかりと集中してやり切ることが、勝ちにつながると思っています」と課題としっかりと向き合い、「U18日清食品トップリーグ2024」での次の勝利を目指していきます。
この記事をシェアする